読書・本

プロフェッショナルの条件

2011年12月20日
【マネジメント 基本と原則 エッセンシャル版】の貸し出し順番が回ってこないので、【プロフェッショナルの条件】を借りてみました。

【企業とは何か】も借りてみたのですが、私が求めている内容とは少し違う気がしたので、こちらは今回は読まずに返しました。

前回読んだ【経営者の条件】よりはよく理解できました。2冊目ということもあるでしょう。【経営者の条件】と重なっている部分もあります。

Part1 いま世界に何がおこっているのか
Part2 働くことの意味が変わった
Part3 自らをマネジメントする
Part4 意思決定のための基礎知識
Part5 自己実現への挑戦
から成っています。

得る物は随所随所にあるのですが、特に興味を引かれたのが、【Part1 いま世界に何がおこっているのか】です。これからのことを考えるとき、読んでおくと参考になると思います。


学校を辞めるとき、あれこれ言われましたが、【Part5 自己実現への挑戦-3章 何によって憶えられたいか】を読んで、あのときの自分だと思いました。

組織を辞めようと考えるとき、まず『得るべきところはどこか』を考える。今いる組織ではないという答えなら、『それはなぜか』を考えます。
「組織の価値観になじめないからか」「組織が堕落しているか」が理由なら、辞めることが正しい、とあります。
また、価値がないと思うところで働くと、人は自らを疑い、自らを軽く見るようにようになる、ともあります。

確かに、そうだったように思います。
組織のやっていること(組織の価値観はあったかどうか疑問)と自分が目指すところが大きく違い、ある意味組織も堕落していました。
「このままで終わりたくない」、「同い年の人と比べて自分の職業人生はなんて薄っぺらいんだろう」といつも悩んでいました。
そして「自分の得意分野で働きたい」、「自分の作ったシステムを使った人から、便利になったと言ってもらえたら更にいいのに」と思ってました。

また、上司が、実は上司としてもっとも大切な仕事、つまり部下を育て、励まし、引き上げる役目を果たさないことがある、とあります。
そうそう、正にこれでした。私は自分の専門で知識や技術を磨きながらドンドン働きたいと思っているのに、上司に当たる人はそんなこと求めていない。役目を果たさないどころか、部下に伸びて欲しいと思っていない。
実験助手だったので、余計伸びる必要がないと考えられていたのかもしれません。教諭には研修はあっても、助手には研修はありませんでしたし。

この職種を続ける以上、ステップアップやスキルアップはないと悟りました。
もっと手を尽くせば、ステップアップやスキルアップできる環境に変えることも可能かもしれませんが、間違いなく定年の方が先に来ます。

いろんな意見があったけど、結局辞めことはより良い選択だったのではないかと思いました。

【何によって憶えられたいか】を常に忘れないように頑張ろう!

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