アフィリエイトの簡単帳簿

複式簿記 - 口座への入出金の仕訳

2007年10月07日
事業用の銀行口座にお金を入手金にした場合の仕訳をみていきます。

A銀行口座に資金として100000円お金を入れた
(借方)A銀行口座  (貸方)事業主借    100000


A銀行口座からお金を10000円引き出した
(借方)事業主貸  (貸方)A銀行口座    10000


利息は口座に振り込まれた時点で既に源泉徴収されているので、申告は不要です。ただし、S63.3.31以前のものは源泉徴収されないので、申告が必要です。利息が100円ついた場合
(借方)A銀行口座  (貸方)事業主借    100



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アフィリエイトの簡単帳簿

複式簿記 - 経費に関する仕訳

2007年10月06日
経費でサービスや物品を購入した場合の仕訳をみていきます。

プロバイダ料金は3000円(大抵は月末発生)。クレジット支払い。60%が事業(アフィリエイト)に使用、40%が私的に使用する
(借方)通信費   (貸方)未払金    1800
(借方)事業主貸  (貸方)未払金    1200


プロバイダ料金がA銀行口座から引き落とされた
(借方)未払金  (貸方)A銀行口座    3000


自宅兼事務所の家賃50000円をA銀行口座から振り込んだ。20%が事業用、80%が私用
(借方)地代家賃  (貸方)A銀行口座    10000
(借方)事業主貸  (貸方)A銀行口座    40000


来年1月分の事務所の家賃50000円を年内にA銀行口座から振り込んだ。
(借方)地代家賃  (貸方)A銀行口座    50000
(借方)前払費用  (貸方)地代家賃     50000
更に次年度への繰り越し処理をします。
(借方)地代家賃  (貸方)前払費用    50000

ここで、敷金・礼金・更新料・不動産手数料について。
礼金・更新料・不動産手数料は支払ったら戻ってきません。このように戻ってこない支払いについては、経費とします。
敷金は、契約解除時に戻ってくるお金です。つまり、一時的に預けている状態なわけです。なので、資産科目で計上します。戻ってきた段階で、資産を打ち消す仕訳をします。敷金が修繕や家賃に充てられた場合は、充てられた分をそれぞれ修繕費、家賃として経費計上し、戻ってきた分を資産とします。


2000円のアフィリエイトの本をポケットマネーで買った(100%事業)
(借方)新聞図書費  (貸方)事業主借    2000



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アフィリエイトの簡単帳簿

複式簿記 - 売上に関する仕訳

2007年10月05日
まずは、一般的な売上の仕訳からみていきます。

まだ振り込まれていないが20000円の売上があった。
(借方)未収入金  (貸方)売上高    20000

20000円の売上がA銀行の口座に振り込まれた。ASPの利用料500円と振込手数料200円は引かれている。
(借方)A銀行口座   (貸方)未収入金     20000
(借方)外注加工費  (貸方)A銀行口座     500
(借方)支払手数料  (貸方)A銀行口座     200

この仕訳は、毎月、あるいは一定額に達したら、ASPから売上が振り込まれるタイプのアフィリエイトに使えます。このタイプのアフィリエイトの仕訳は正式には上の様になりますが、便宜上次の売上が振り込まれるまで売上額がわからないタイプと同じように仕訳してもよいようです。


次に、売上が振り込まれるまで売上額がわからない(外国のASPで為替が絡む場合など)タイプのアフィリエイトの売上の仕訳をみてましょう。

20000円の売上がA銀行の口座に振り込まれた。ASPの利用料500円と振込手数料200円は引かれている。
(借方)A銀行口座   (貸方)売上高      20000
(借方)外注加工費  (貸方)A銀行口座     500
(借方)支払手数料  (貸方)A銀行口座     200

となります。


最後に、アフィリエイターが要求しないと振り込まれないタイプの売上をみてみます。
このタイプは、必ず売上が確定した段階で未収入金として計上し、振り込まれた時点で未収入金を打ち消します。つまり、正式な記帳をすることになります。でないと、売上を自分で勝手に決めることになるからです。これって税務上は許されませんよね。

まだ振り込まれていないが20000円の売上があった。
(借方)未収入金  (貸方)売上高    20000

20000円の売上がA銀行の口座に振り込まれた。ASPの利用料500円と振込手数料200円は引かれている。
(借方)A銀行口座   (貸方)未収入金     20000
(借方)外注加工費  (貸方)A銀行口座     500
(借方)支払手数料  (貸方)A銀行口座     200


ここで、楽天のように、ポイントで振り込まれるアフィリエイトの仕訳をみてます。

アフィリエイトで得たポイントで購入した場合に、売上が上がったことになります(2007年9月現在)。過去の買物で得たポイントには税金はかかりません。

ここで問題があります。例えば、30000円のプリンターを全額ポイントで購入したとします。このとき、使った30000円のポイントの内訳は示されません。つまり、買物で得たポイントと、アフィリエイトで得たポイントの区別はされていないのです。これって、とても困ります。自分で勝手に決めてよい(決めざるを得ない)ということになるのですが、今持っているポイントの内、買物によるポイントが幾らで、アフィリエイトによるポイントが幾ら、と自分でしっかり管理しなければいけないことになります。

また、アフィリエイトのポイントに課税されるということは、現金と同じ扱いなのですが、楽天側できちんと区別されているのか、ということも問題です。でないとおかしなことになります。きちんと区別して、買物時にポイントの内訳が示されなければ、購入者、楽天、購入した店(楽天に出店している店)で矛盾が生じることになります。

ですが、おかしいから納税しないでいたら脱税になった、ということになっては自分が一番損をするので、とにかく税務署に確認してください。

ここからは、ポイントの内訳がしっかりできたと仮定して仕訳してみます。60%をアフィリエイトに、40%を私用に使うとすると、
(借方)消耗品費  (貸方)売上高    18000
(借方)事業主貸  (貸方)売上高    12000
となります。



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アフィリエイトの簡単帳簿

複式簿記 - 事業主借と事業主貸

2007年10月04日
複式簿記では、アフィリエイトをやっているあなたを、私的な個人としてのあなたと、事業をやっているあなたとに分けて考えます。また、個人事業主は、給料を貰うことはできないので、事業のお金から生活費を出したり、お財布から事業の資金を出したりします。

事業のお金を生活費に当てたりすることを事業主貸といいます。事業をやっているあなたから私的な個人としてのあなたへお金を貸しているということです。

事業に資金を投入したりすることを事業主借といいます。事業をやっているあなたは私的な個人としてのあなたからお金を借りているということです。



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アフィリエイトの簡単帳簿

複式簿記 - 伝票を起こす

2007年10月02日
複式簿記では、まず伝票を起こす、という作業を行うようです。その伝票を元に、各帳簿へ転記していくようです。みていると、この作業がとても面倒に思えます。結局は同じ事を伝票と帳簿に書かなければいけないからです。

そこで登場するのが会計ソフトです。会計ソフトは転記、月末や決算時には集計も自動で行ってくれる必需品です。

複式簿記でわかりにくいのは、伝票の書き方です。仕訳という作業をします。自動で仕訳してくれるソフトもありますが、ざっとでも理解しておいたほうがいいでしょう。

仕訳とは、取引を2つの視点(「借方」と「貸方」)でみて、記帳していくことです。「借方」と「貸方」別に貸し借りに関係しているのではありません。

例えば、先ほどの売上の例で売上金額が20000円あった場合を仕訳してみると
売上確定日の仕訳   (借方)未収入金 20000   (貸方)売上高  20000
売上振込日の仕訳   (借方)銀行口座 20000   (貸方)未収入金 20000
となります。

売上確定日は、貸方:売上があった、借方:後から代金を回収しなければいけない
売上振込日は、借方:銀行口座の預金が増えた、貸方:代金を回収した
という意味です。1つの取引ですから、すべて金額は同じになっていますね。


売上確定日の借方と、売上振込日の貸方を見てください。売上確定日の借方で未収入金を計上していますが、売上振込日の貸方で未収入金を計上することで、未収入金が打ち消されることになります。

2つの仕訳を合わせると、
(借方)銀行口座 20000   (貸方)売上高  20000
ですね。この仕訳は売上確定日と売上振込日が同一日の仕訳と同じになります。


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アフィリエイトの簡単帳簿

複式簿記 - 発生主義

2007年10月01日
簿記は本来、発生主義という考えかたで記帳していきます。

例えば、売上が上がった日と、売上が振り込まれた日が違うとします。アフィリエイトの場合、こういったことはよくありますよね。月末締めで売上は確定するけど、振り込まれるのは翌月の15日、といった具合です。

こういう場合は、売上があった日は未収入金(売掛金)を記帳し、売上が振り込まれたら未収入金(売掛金)をマイナスし、銀行口座の預金に振り込まれた額をプラスします。

同じように、クレジットで買物をした場合をみてみます。
買物をした日と、代金が引き落とされた日は違います。
買物をした日は未払金(買掛金)を記帳し、代金が引き落とされた日は未払金(買掛金)をマイナスし、銀行口座の預金から引き落とされた額をマイナスします。



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固定資産の減価償却

2007年09月30日
一定額以上2008(H20)年3月31日までに30万円以上のものを購入)の物の場合、一括して経費に入れるのではなく、何年かに渡って(減価償却)経費に入れていきます(2008年4月1日以降は、30万円という限度額が変更になることが考えられますので、ご注意ください)。アフィリエイトで該当しそうなものは、パソコン、車、事務所を兼ねている家などでしょうか。


償却する年数(耐用年数)も、物によって決まっています。

  • パソコン(サーバー除):4年

  • サーバー:5年

  • 軽自動車:4年

  • 普通車:6年

  • 住居:鉄筋47年、木造または合成樹脂22年(どんな造りかにより異なるので、ご自分の家の場合を調べてください)


耐用年数表は収支内訳書(一般用)の書き方 p.2 などを参照してください。


H19年度税制改正で償却方法が変更になりました。2007(H19)年3月31日以前に取得したものについては旧計算法で償却しますが、2007年4月1日以降に取得したものについては、新計算法で償却します。

償却方法には2種類あります。定額方法と定率方法です。定率方法で計算するには税務署に事前に所得税の減価償却資産の償却方法の届出書を提出しておく必要があります。

定額方法で計算した場合、毎年同じ額を償却していきます。
定率方法で計算した場合、始めは大きな額を償却し、徐々に額が低くなっていきます。


償却方法(計算法)を書いておきます。nは耐用年数です。償却率は小数点第4位を四捨五入します。

旧定額法:減価償却費=取得価額×0.9×償却率(1/n)
旧定率法:減価償却費=期首未償却残高×償却率(1-(0.1)1/n
この式で計算した額がその年に償却できる上限額となります。これ以上の額をその年の経費に入れることはできません。
取得価格の95%まで償却することができます。5%(備忘金額)は廃棄か売却するまで毎年備品として計上します。

新定額法:減価償却費=取得価額×償却率(1/n)
新定率法:減価償却費=期首未償却残高×償却率(2.5/n)
1円まで償却することができます。1円は廃棄か売却するまで毎年残しておきます。

具体例を見てみましょう。2007年8月10日に300000円のパソコンを購入したとします。30万以上なので固定資産となり、2007年4月1日以降取得なので新計算法、税務署に届け出てないので定額法、パソコンの耐用年数は4年で償却します。備忘金額は1円です。未償却金額が1円になるまで毎年償却していきます。

日付摘要取得金額未償却償却額専有経費計算方法
2007/8/10購入300000300000 60  
2007/12/312007年償却 268750312506018750300000(取得価格)÷4(耐用年数)
×5ヶ月(8月~12月)÷12ヶ月
×0.6(事業分)
2008/12/312008年償却 193750750006045000300000(取得価格)÷4(耐用年数)
×0.6(事業分)
2009/12/312009年償却 118750750006045000300000(取得価格)÷4(耐用年数)
×0.6(事業分)
2010/12/312010年償却 43750750006045000300000(取得価格)÷4(耐用年数)
×0.6(事業分)
2011/12/312011年償却 14374960172501円を残して償却


この台帳を元に、毎年12月31日にその年の経費算入額を計上していきます。
固定資産台帳もソフトを使えば自動で計算してくれるものがほとんどでしょう。



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アフィリエイトの簡単帳簿

青色申告の経費の範囲

2007年09月29日
青色申告と白色申告では認められる経費の範囲が異なります。青色申告のほうが広く認められています。

『主たる部分が業務上必要な経費で、かつ、その必要である部分が明らかに区分できる場合』(青色申告、白色申告)
つまり主に事業に使っていて、私的な利用と明らかに区別できる場合、ということになります。

『青色申告者が取引の記録などに基づいて業務の遂行上直接必要であったことが明らかにされる部分に相当する経費』(青色申告)
つまり主に事業で利用するのではない物(ちょっと事業にに使った物)でも、事業に必要であったことが明らかにできる額は経費にできる、ということです。


経費にできる額も青色申告のほうが白色申告より大きい、つまり節税効果が高いことになります

アフィリエイトの場合、具体的にどんな物が経費になるのでしょうか。

  1. プロバイダなどの通信費

  2. レンタルサーバー代

  3. 電話・電気・ガス・水道代

  4. アフィリエイトに関する本・情報誌・新聞など

  5. パソコン・周辺機器(プリンタ、外部メモリなど)

  6. アフィリエイトのオフ会に行った場合などの交通費

  7. オフ会などに行くとき車を使う場合は、そのガソリン代、保険料、整備料、車両費など

  8. 借家でアフィリエイトをしている場合は家賃

  9. 持ち家でアフィリエイトをしている場合は固定資産税、修繕費、家屋の代金(減価償却費)、住宅ローンの金利、火災保険料など


これらを、アフィリエイトで使用している割合に応じて経費にできます。

1~7は、アフィリエイトにどれだけ使ったかを割合であるいは金額を経費にします。

例えば、インターネットをアフィリエイトに40%、私用に60%の割合で使っている場合は、プロバイダ料金の40%を経費にします。

金額で計上することもできます。例えば、携帯代の内、通話は私用のみ、パケットはアフィリエイトのみという場合、パケット代と、基本料の一部(時間などで按分)を経費にします。

6~7のように、アフィリエイトオンリーであれば100%経費になるでしょう。

8~9はアフィリエイトオンリーで使っている部屋があれば、面積で割合を出します。兼用している場合は、面積と使用頻度(時間などで計算)から按分します。

ここでちょっと気をつけなければいけないのが、車両費、持ち家、場合によってはパソコンなどの高額な物を経費に入れる場合です。高額な物品の場合、一気に経費に入れるのではなく、毎年少しずつ経費に入れていきます。減価償却といいます。これは次回詳しく説明します。


いずれの場合も、経費で落とすときは、領収書などをきちんと残して、後で税務署にきちんと説明できるようにしておく必要があります。クレジットで購入すると、記録が残るので便利です。


ここで、税金にtついて。税金(租税公課)には経費になるものとならないもがあります。
経費になる租税公課
  • 固定資産税

  • 自動車取得税、自動車税

  • 不動産取得税

  • 登録免許税

  • 事業税、事業所税

  • 印紙税

  • 消費税の納付額

  • etc・・・



経費にならない租税公課
  • 所得税

  • 住民税

  • 相続税

  • 所得税、地方税の加算税、延滞税

  • 罰金

  • etc・・・

参考にしてください。



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アフィリエイトの簡単帳簿

青色申告の特典

2007年09月28日
個人事業の青色申告の特典は、10万円か65万円の控除だけではありません。50種類以上あるそうです。

その中で、アフィリエイトに使いそうな4つを紹介します。

1つ目は、既にでてきた10万円か65万円の控除です。これはアフィリエイトの申告の種類を参照してください。


2つ目は経費の範囲です。青色申告のほうが白色申告より、経費で認められる範囲が広がります。つまり、より多い額を経費にできる可能性が出てくるのです。


3つ目は、純損失の繰越控除です。事業(アフィリエイト)で赤字が出た場合、向こう3年間の黒字から控除できます。つまり、今年赤字になった場合、来年の所得は赤字分を差し引いて税金を計算するので、税金が安くなるということです。白色申告では赤字の繰越はできません


4つ目は、専従者給与が全額経費にできることです。事業(アフィリエイト)にもっぱら従事している生計を一にする親族に支払った給料を全額経費にできるのです。といっても、相場からみて適正な金額しか給料にできませんよ。白色申告では、経費にできる額が制限されています。

でも、注意が必要です。配偶者を青色申告申告の事業専従者にすると、給料の多寡にかかわらず、配偶者控除あるいは配偶者特別控除は一切受けられなくなります。
同じように、扶養している子や親を青色申告申告の事業専従者にしても、扶養控除は受けられなくなります。

控除額を超える給与を支払う場合は、専従者給与を支払ったほうが節税効果は高いことになります。

他にも色々あります。興味のある方は調べてみてください。


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青色申告の申請

2007年09月27日
青色申告をするには、『所得税の青色申告承認申請書』を事前に税務署に提出、承認されなければいけません。

提出期限は、1月16日以前に開業した場合は3月15日まで、1月17日以降なら開業後2ヶ月間です。
これに遅れると、青色申告の適用は次の年からとなり、その年は白色申告しなければいけなくなります。

今年の青色申告申請が間に合いそうで、65万の控除をぜひ受けたい、複式簿記を記帳する自信のある方は申請しましょう。

間に合わない方は、来年の青色申告に向けて、今年の取引を複式簿記で記帳してみましょう。練習しておけば自信を持って申請できます。今年の確定申告のとき、一緒に青色申告の申請をしましょう。


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アフィリエイトの申告の種類

2007年09月26日
申告の種類は2種類あります。白色申告と青色申告です。

雑所得は白色申告だけです。
事業所得は白色申告と青色申告の2つがあります。
更に青色申告には、10万円控除(現金式簡易簿記による記帳)と65万円控除(複式簿記による記帳)の2種類があります。ちなみに白色申告には控除はありません。

ここで、控除ですが、所得(収入-必要経費)から控除額を引いた金額に税金がかかってくる、ということです。つまり、節税効果は白色申告<青色申告(10万控除)<青色申告(65万控除)となります。

そうなると、青色申告(65万控除)で納税したいと思うのが人情ですよね。青色申告(65万控除)は事業所得のある人(不動産所得の場合は事業規模が大きくないと駄目ですが)なら誰でもできます。
ただ、事前に税務署へ届出て、承認されることが必要です。
そして、毎年きちんと申告し、帳簿もきちんと付け、書類も一定期間保存しておかなければいけない義務が生じてきます。もしルールを破れば、当然罰(追徴課税、青色申告の取り消し)があります。

義務といっても、きちんとしておけばなにも恐れることはないルールです。アフィリエイトをはじめたら、ぜひ青色申告を申請して、賢く節税しましょう。青色申告の節税効果は控除額だけではなく、もっと色々あります。

さて、ここで2つの青色申告についてです。控除額が違うと言うことは、当然控除額が大きい65万控除の方がより厳しい基準があります。厳しいと言っても、記帳する簿記が正式な簿記になり、確定申告の際提出する書類が1つ増える(貸借対照表)だけです。
10万控除は現金式簡易簿記、65万控除は複式簿記(正式簿記)による記帳になります。
現金式簡易簿記はいわゆるお小遣い帳をちょっと延長したような簡単な簿記です。
複式簿記は初心者には確かに敷居が高いように思います。

でもアフィリエイトの場合、記帳のパターンはある程度決まっているので、そんなに恐れる必要はありません。

現金式簡易簿記は手でも書けますが、複式簿記は手で書こうとするとかなりしんどいと思います。ぜひ会計ソフトを利用しましょう。大抵の会計ソフトは確定申告に必要な、損益計算書、貸借対照表も自動で計算してくれるはずです。

一般の会計ソフトは複式簿記がわかっている人が手間を省くために使うことが前提となっているようですが、【アフィリエイトの簡単帳簿】は複式簿記の詳しい知識がなくても、できるだけ簡単に帳簿をつけようというソフトです。お小遣い帳をつける感覚で、複式簿記をつけよう!というものです。


※前々年分の不動産所得と事業所得の合計が300万を超えた場合は、現金式簡易簿記での記帳は認められていません。300万以上になる場合は複式簿記で記帳します。


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アフィリエイトの所得区分

2007年09月25日
所得税がかかってくる、所得の区分には、10種類あります。

1. 配当所得
2. 事業所得
3. 不動産所得
4. 給与所得
5. 一時所得
6. 雑所得
7. 譲渡取得
8. 退職所得
9. 山林所得
10. 利子所得

です。この内アフィリエイトに関係するのが、2の事業所得か6の雑所得です。


事業所得は、税務署に『個人事業の開廃業等届出書』を提出した人(個人事業主)が申告します。
雑所得は、6を除く1~10のいずれにも当てはまらない所得で、副業で得た所得は雑所得となります。

アフィリエイトを副業でやっている場合(税務署に『個人事業の開廃業等届出書』を届け出ていない人)は、雑所得となります。税務署に『個人事業の開廃業等届出書』を届け出て認められた人は事業所得として申告します。

さて、雑所得ですが、年間(1/1~12/31)の所得(稼いだお金-必要経費)が20万円以下なら申告の必要がありません。つまりアフィリエイトの所得が年間20万以下なら申告の必要はありません(必要がないと言うだけで、申告すれば税金が戻ってくる場合があります)。申告も20万を超えた年だけでOKです。

つぎに事業所得です。『個人事業の開廃業等届出書』は開業から1ヶ月以内に提出します。毎年申告することになります。赤字や納税金額が0円の場合でも申告することになります。
個人事業の開廃業等届出書


このように、アフィリエイトの所得区分は事業所得か雑所得のいずれかになります。

雑所得のほうが簡単でいいように見えますが、事業所得にすることで節税効果もぐんと高まるので、メリットは大きくなります。


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アフィリエイトの簡単帳簿

確定申告とは

2007年09月16日
当然のことですが、アフィリエイトで稼いだお金には税金がかかってきます。確定申告して税金を納めることになります。

そもそも確定申告とはなんでしょうか。サラリーマンで税金は会社が納めてくれているから申告したことがないと言う方はピンとこないかもしれません。でも、本来税金は自分で申告して納めるものなんです。サラリーマンの方は、会社がこの申告を肩代わりして給与から勝手に引いて納めてくれているだけなんです。

個人事業者や、収入源が複数ある人(複数の会社から給与を得ている、給与の他に収入があるなど)は確定申告しなければいけません。

また大病をして医療費がかさんだ人、家を立てた人なども申告すると税金が戻ってくることがあります。

では、この申告をしない場合はどうなるのでしょうか。本来納めなければいけない税金<実際に納めた税金の場合は、自分が損をするだけですが、実際に納めた税金<本来納めなければいけない税金の場合は、脱税となってしまいます。

脱税は違憲です(憲法第30条 納税の義務違反です)。脱税が税務署にばれると追徴課税がやってきます。本来納める税金の何倍もの税金を納めなければいけなくなります。

それでも納めないと・・・給料差し押さえとか・・所有財産の差し押さえとか・・・最悪逮捕されます。怖っ。みなさんきちんと税金納めましょうね。

税務署は警察と同じで権限持ってます。金融機関へのお金の出入りもチェックできるのです。つまりアフィリエイトで稼いだことも税務署には丸見えなんです。

とは言っても、納める気があっても、よくわからないからという理由で先延ばしにしている方も(あるいは納めていない方も)いらっしゃるでしょう。

確定申告するためには、帳簿をつける必要があります。この帳簿が初心者にはわからないことが多いのです。

そんな方のために、いまアフィリエイトに特化した(もちろんアフィリ以外でも使えますが)会計ソフトを作っています。

自分の行動に沿って入力していけば、帳簿が自然に出来上がるソフトです。

私も初めて簿記をつけたときは随分あちこち調べまわりました。これらをボタン一発で入力できるようにします。


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アフィリエイトの簿記

2007年09月15日
アフィリエイト収入があった場合も、確定申告が必要なので、帳簿をつけるアプリケーションを作ってみようかと思いました。

そもそも私自身も事業所得があるので、確定申告をしています。自分用に作った簡単なアプリケーションがあるので、これを簿記初心者でも簡単に帳簿がつけられるようにアレンジしてみます。アプリケーションはアフィリエイト用にするので、アフィリエイトで考えられるパターンの入力を簡単にしようと思います。

アフィリエイトの場合、仕訳(複式簿記の記入の仕方)のパターンはそんなに多くないはずです。

・アフィリエイト(売上)が上がった
・お金が振り込まれた
・アフィリエイトに必要な物を購入した
・口座からお金を引き出した(または入金した)
こんなもんでしょうか。

これらを自分の行動で入力し、後はプログラムが自動的に計上するようにします。

複式簿記をそんなに知らなくても自分の行動を入力すればいいように作ってみようと思います。
私も初めて複式簿記を見たときは、分からないことだらけでした。不安な気持ちはよくわかります。

これから何日かに分け、アフィリエイトに関係しそうな簿記、確定申告について書いていきます。


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