読書・本

社長のノート2 仕事の禁句は「暑い」「寒い」「忙しい」

2011年12月09日
社長のノートの第2弾です。

1弾に続き、以前のことを思い出して苦笑いしたのが、
『仕事の禁句は「暑い」「寒い」「忙しい」』
です。

学校というところにいたときのことです、やたらと「忙しい」を口にする人がいました。
ただ口にするだけとか、お互い忙しいけど頑張ろうね、という意味で言っているのならいいのですが・・・

その方は、私はこんなに忙しいのにあなたは暇だ、という具合に使うんですね。
その人が余りに忙しいと言うので、全く別教科の手伝う理由のない私が手伝いに行かされていたのですが、「ありがとう」ではなく、「私は忙しいのにあなたは暇だから仕事をわけてやる」と言うんですよ。
もっとひどいのは、自分の要求した時間だけ手伝ってもらえないと、「あなたが、いつ、どんな仕事をしてるか、みんなの前で明らかにして、もっと手伝わせる」と言ったことです。他の先生もおっしゃってましたが、完全に吊るし上げようとしていました。だいたい、他教科の助手が、あなたの思うようになるわけないでしょうに。私はあんたの部下じゃないっつ~の。
私は自分の仕事もあるのに他教科から手伝いに行っているんですよ。手伝ったからといって本来の自分の仕事が減るわけではありません。

もっと驚いたのが、私が自分の教科の部屋で同じ教科の人と楽しく仕事の話をしているところへやってきて、「私は忙しくて走り回っているのにお前は話して笑ってるのか」と怒鳴り込んできたことです。コミュニケーションとったらいけないのか!!! 笑ったらいけないのか!潤滑油でしょうが。
あんただって、勤務中にわいわいお茶飲んでケーキ食ってるだろう。知ってるぞ。

呆れ果てたこともあります。学校の中でも進路指導部というのは最も忙しい部署です。私とその人と偶然同じ進路指導部になったことがあるのですが・・・
相変わらずその人が忙しいと言っては人に噛み付くので、進路指導部ではその人には仕事を振らないようにしていました。
すると、「進路って忙しいとか言いつつ、全然忙しくないじゃないか。そんなに暇なんだったら私の仕事を手伝え。」と言うんです。あなたの仕事を他の皆で分担しているんでしょうが! そんなことも分からなくなっているんでしょうか。もうここまでくると馬鹿丸出しです。

結局数年後その方は左遷されました。

この人をみて、『絶対こんな風にはならないぞ!!』と心に誓ったのは言うまでもありませんが、『忙しいという奴に限って、忙しくない』とも思いました。
それ以来、忙しいと言わないようにしています。私の中では『忙しい』=あいつなんです。トラウマだ・・・

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