マンドリン・音楽
カラーチェ クラシコA 購入物語
2021年01月06日
カラーチェのクラシコAを買う前は、おもちゃみたいな安いマンドリンを弾いていました。中学生のお小遣いで買うんだからそんなもんです。
大学生になって、いくらなんでもいかんだろうと思っていたら、T.o.さんからお話が。
「楽器買わない?」
「私もこれじゃあね、と思ってます。」
「そう!お父ちゃんにお金借りて、大学生ならバイトもできるだろうから、少しずつ返すってことで話してみて。」
お薦めの楽器はってことで、
「絶対カラーチェがいい。ありとあらゆるメーカーのを弾き比べて、カラーチェが一番。絶対カラーチェ。(すごい熱弁だった)」
そしてはたと我に返ったように
「わしを信じてくれるなら」
「あ、それはもちろん(微塵の疑いもない)」
で、カラーチェの中でどのグレードかってことになるのですが、クラシコAが第一候補、価格的に無理ならクラシコB(BはAの半額)を薦めておられました。
私もBのつもりだったし、T.o.さんもBのつもりだったようです。
で、Bの金額を聞いて、
「それなら大丈夫です」
かなりびっくりされたのですが、
「高校にマンドリン部がないから、吹奏楽部でフルートをやるつもりだったんです。楽器も要るだろうと思って」
「年玉や小遣い貯めたんだ」
「はい、でも結局やらなかったから、それが丸々残っているんです」
「なるほど」
少し間があって、
「ひょっとしてAが買える?!(期待しているような、でもそんなに持っていたら腰が抜けそうって顔)」
「ひぇ?え~??A???」
「買えるんならAを買え」
他の団員「そりゃあ、買えるんならAよ」
「一旦Bを買ったけど、やっぱりAがいいと買い直した人もいるから。買い直すってそりゃあ大変だから、買えるんならAを買った方がいい」
Aの値段を聞いて
「Aは無理です」
「そうかぁ・・・(少し安心したような、でも残念なような顔)」
かなり間があって
「お父ちゃんに借りろ~~っっ!!!」
すごい勢いで言われました。逃してなるものかって勢いでした。
T.o.さんは元々クラシコBのお金を全額親から借りて買うことを思い描いておられたんです。それが聞けばBは買える貯金があると言う。そう、そうなんです。もし思い描いていた通り借りることができれば、貯金と借りたお金を合わせて、Aが買えるじゃないか!と再計算されたのです。AとBは倍半ですからね。
T.o.さんのその時のアドバイスも未だにはっきり覚えています。
「お父ちゃんに、私体売ろうかなって言ってみ。真っ青になって貸してくれるから」
あ~、初な乙女(当時)に素敵なアドバスありがとうございます。
当時合奏団の中でAを持っていたのはT.o.さんともう一人、とっても上手な方の二人だけ。
数人がBを持っている状況でした。
私のようなヘタッピがAだなん畏れ多いことと、お父さんのことをお父ちゃんと言う人がこの世にいるんだと知った衝撃で、目を回して家に帰ったことも、よく覚えています。
アルバイトもできるし、いくらかは親から借りることもできたので、結局Aを買ったんですよね。
そしてイタリアから遥々やって来たマンドリンがこちら。
ようこそ。
本当に若かったなぁ。
今なら・・・絶対買えない。怖くて買えない・・・
色々な意味で本当によく買ったなと思います。イタリアから送られてくるので、事前に試奏もできません。はいこの楽器と言われたら、それが全てでした。20歳の学生にとっては大金でしたしね。T.o.さんを全面的に信じていなければ買えませんよ。
楽器についても何にも知りませんでした。カラーチェって初めて聞きましたし、どんな楽器なのかも全く知りませんでした。T.o.さんが良いと言われるなら良い楽器なのだろうというだけです。
実は金額よりもヘタッピがAを買うことの方にビビってました。私なんかがAを持っていいのだろうかと。
でもT.o.さんが強くAを買うよう言われたし、後からですがもう一人Aを持っていた方も仲間ができて嬉しそうな口ぶりだったので、ほっとしました。
その後皆さんクラシコAを買うようになりました。上手な方も、初心者で入団した方も、皆。
T.o.さんは「みんなAを買うようになったな」なんておっしゃってましたが、T.o.さんの洗脳だったりして。
T.o.さんへ、感謝の意を込めて
大学生になって、いくらなんでもいかんだろうと思っていたら、T.o.さんからお話が。
「楽器買わない?」
「私もこれじゃあね、と思ってます。」
「そう!お父ちゃんにお金借りて、大学生ならバイトもできるだろうから、少しずつ返すってことで話してみて。」
お薦めの楽器はってことで、
「絶対カラーチェがいい。ありとあらゆるメーカーのを弾き比べて、カラーチェが一番。絶対カラーチェ。(すごい熱弁だった)」
そしてはたと我に返ったように
「わしを信じてくれるなら」
「あ、それはもちろん(微塵の疑いもない)」
で、カラーチェの中でどのグレードかってことになるのですが、クラシコAが第一候補、価格的に無理ならクラシコB(BはAの半額)を薦めておられました。
私もBのつもりだったし、T.o.さんもBのつもりだったようです。
で、Bの金額を聞いて、
「それなら大丈夫です」
かなりびっくりされたのですが、
「高校にマンドリン部がないから、吹奏楽部でフルートをやるつもりだったんです。楽器も要るだろうと思って」
「年玉や小遣い貯めたんだ」
「はい、でも結局やらなかったから、それが丸々残っているんです」
「なるほど」
少し間があって、
「ひょっとしてAが買える?!(期待しているような、でもそんなに持っていたら腰が抜けそうって顔)」
「ひぇ?え~??A???」
「買えるんならAを買え」
他の団員「そりゃあ、買えるんならAよ」
「一旦Bを買ったけど、やっぱりAがいいと買い直した人もいるから。買い直すってそりゃあ大変だから、買えるんならAを買った方がいい」
Aの値段を聞いて
「Aは無理です」
「そうかぁ・・・(少し安心したような、でも残念なような顔)」
かなり間があって
「お父ちゃんに借りろ~~っっ!!!」
すごい勢いで言われました。逃してなるものかって勢いでした。
T.o.さんは元々クラシコBのお金を全額親から借りて買うことを思い描いておられたんです。それが聞けばBは買える貯金があると言う。そう、そうなんです。もし思い描いていた通り借りることができれば、貯金と借りたお金を合わせて、Aが買えるじゃないか!と再計算されたのです。AとBは倍半ですからね。
T.o.さんのその時のアドバイスも未だにはっきり覚えています。
「お父ちゃんに、私体売ろうかなって言ってみ。真っ青になって貸してくれるから」
あ~、初な乙女(当時)に素敵なアドバスありがとうございます。
当時合奏団の中でAを持っていたのはT.o.さんともう一人、とっても上手な方の二人だけ。
数人がBを持っている状況でした。
私のようなヘタッピがAだなん畏れ多いことと、お父さんのことをお父ちゃんと言う人がこの世にいるんだと知った衝撃で、目を回して家に帰ったことも、よく覚えています。
アルバイトもできるし、いくらかは親から借りることもできたので、結局Aを買ったんですよね。
そしてイタリアから遥々やって来たマンドリンがこちら。
ようこそ。
本当に若かったなぁ。
今なら・・・絶対買えない。怖くて買えない・・・
色々な意味で本当によく買ったなと思います。イタリアから送られてくるので、事前に試奏もできません。はいこの楽器と言われたら、それが全てでした。20歳の学生にとっては大金でしたしね。T.o.さんを全面的に信じていなければ買えませんよ。
楽器についても何にも知りませんでした。カラーチェって初めて聞きましたし、どんな楽器なのかも全く知りませんでした。T.o.さんが良いと言われるなら良い楽器なのだろうというだけです。
実は金額よりもヘタッピがAを買うことの方にビビってました。私なんかがAを持っていいのだろうかと。
でもT.o.さんが強くAを買うよう言われたし、後からですがもう一人Aを持っていた方も仲間ができて嬉しそうな口ぶりだったので、ほっとしました。
その後皆さんクラシコAを買うようになりました。上手な方も、初心者で入団した方も、皆。
T.o.さんは「みんなAを買うようになったな」なんておっしゃってましたが、T.o.さんの洗脳だったりして。
T.o.さんへ、感謝の意を込めて
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