マンドリン・音楽

マンドリンの再開

2021年01月04日
中学校のクラブ活動でマンドリンを始め、高校にクラブがなかったので市民合奏団に入り、その後大学、社会人になってもそこで弾いていました。
途中で合奏団にいることが辛くなってお休みしていたのですが。昨年、大変お世話になった市民合奏団の主宰者(T.o.さん)が亡くなったと喪中ハガキがきました。

知った時は自分でも驚くほどショックではなくて。でもT.o.さんにお世話してもらって購入した楽器を見たとたん、言いようのないほどの悲しみが襲ってきました。
一生、立ち直れないかもしれないと思いました。

T.o.さんからの年賀状や定期演奏会の案内に「弾いているか」「帰ってこい」といつも書かれてました。

「いやいや無理~」と毎回思っていたのですが・・・
訃報を知って「帰らなきゃ」と思いました。
何が辛くて帰れなかったのか、数日間思い出せませんでした。

かつて一緒に弾いていた仲間に連絡を取って、色々教えてもらいました。

少し病気はあったようですが、仕事も演奏も指揮も最期まで普通にやっていたそうです。
バイタリティの塊のような人でした。最期まで情熱を燃やして駆け抜けて行ったのでしょう。

でも心配なことも聞いてしまいました。
団員は総入れ替え状態、熱心だった人がやめたり、喧嘩して別団体を作った人もいるそうです。思いが強いから喧嘩になるのでしょうけど、悲しいからやめて欲しい。

皆少し年は取っていても、帰ればいつでも以前のように会えると、心のどこかで思っていたのでとてもショックです。
現実は違うと頭ではわかっていても、心では受け入れてないんですよね。
時を止めてしまっていたようです。時を進めようと思います。


少し気持ちが落ち着いてからは、合奏団に帰らなきゃではなく、帰りたいと思うようになったので、マンドリンを再開することにしました。
実は10年くらい前にもマンドリンを再開しかけたのですが、2ヶ月ほどでやめてしまいました(このブログにもその時の記録が残っています)。
でも今回は帰りたい。少なくとも次か、無理ならその次の演奏会に出たいと思っています。
ですが、元いた合奏団は今はとても上手な方たちが多いみたいでビビってます。

喧嘩別れした方が作ったサークルの演奏会が年末にあると聞いたので、まずはそちらから顔を出してみました。懐かしい方にお会いできました。
なんですが、私がガンガン弾けると思われているようで・・・(^^;)
ちょっとやそっとのブランクではない上、この機に悪い癖も直したいので、弾けるようになるまで年単位でかかると思うんです。
過剰な期待をされ、早くもかなりのストレスです。