読書・本

マネジメント[上] その1

2012年01月11日
【マネジメント 基本と原則 エッセンシャル版】の貸し出し順番がまだまだなので、今度は、【ドラッカー名著集13 マネジメント[上]―課題、責任、実践】を借りてみました。
もしかすると、【エッセンシャル版】は【ドラッカー名著集】の抜粋かもしれません。

ページ数を見て予想はしていましたが、いざ借りてみると、分厚い・・・

訳者あとがきを見てみると、『本訳書は、エッセンシャル版の訳文をベースとして、ドラッカー名著集のために訳し直した』とあります。へぇ、予想とは逆で、エッセンシャルの方が先なんだぁ。

今半分くらい読んだのですが(上中下とあるから、実際には1/6・・・)、個人事業者には、【イノベーションと企業家精神】の方が役立つかも。まぁ、たかが1/6で断言はできませんが。

その中の、『仕事を生産的なものにし、人に成果をあげさせる』を読んでみました。
『仕事と働くことは別』、『働くことは人格の延長』、『人は機械ではないし、機械のようにも働きもしない』など聞かせたい人がたくさん思い浮かびました。

また『失業が人を傷つけるのは、金銭ではなく尊厳のため』、『人は組織を通じて社会と繋がりをもつ』などはとても納得できました。

以前、機械以下の仕事を1年間させられたときは、本当に嫌になりました。
仕事が嫌なのではなく、自分の置かれている状況にほとほと嫌気がさしました。そして仕事を通じての周りとの接点が全くないこと、一日することが全くと言っていいほど何もないこと、に苦しみました。
確かに表向きは組織に属していますが、実際には組織内失業状態でした。

嫌気がさしたり、苦しんだのは、働くことで得られる人としての尊厳を傷つけられた、と感じていたからだと改めて分かりました。それにそういった状況に傷つくのは私だけではないということも分かりました。

当時は、『仕事がないのに給料が貰えていいじゃないか』と言う人もいましたが、私は『働きたい』と強く思ってました。仕事に忙殺されるのも苦しいかもしれませんが、仕事がないのは(もしかすると)もっと苦しいのではないでしょうか。

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