自然科学・科学技術

『宇宙人としての生き方』を読んで

2007年11月18日
探査機”かぐや”の番組を見て、そういえば気になっている本があったのを思い出しました。もう何年も前に見つけていたのですが、まだ読んでいませんでした。


東大の教授である松井孝典先生の著書、『宇宙人としての生き方』です。



購入しようかと思ったのですが、そういえば図書館というものがあったなと思い、借りることにしました。インターネットから本があるかどうか検索、予約したので、図書館では本を探すことなくすぐ借りられました。


NHK人間講座で使用された内容を少しアレンジした本のようです。2003年に出版されているので、少し古い部分もありますがこれからの人類のありようについて語られています。

このままいけば近い将来人類は絶滅せざるをえないと思います。人類だけならいいですが、他の多くの動植物を巻き込んで地球そのものが滅亡しかねません。そうならないためには、どういった視点で未来を設計する必要があるのかが書かれています。

私たち人類は、地球・太陽の恵みがなければ生きていけません。地球の資源や他の動植物の命を貰って生きています。それなのにまるで科学力や技術力で世界を支配している気分になっている、地球上で一番愚かな生物かもしれない(いや多分そう)。このことをまずは自覚して、謙虚になることから始めるべきではないでしょうか。