メンテナンス

キッチンシンク 水垢を何としても取る!

2017年04月17日
キッチンシンクの水垢に悩まされている方は結構多いのではないでしょうか。私は10年以上毎日のお手入れはほぼせずに、年に一度まとめて掃除、なんて超ズボラなことをしていたので、水垢が何層にも重なっていました。ズボラと言うより、キッチンには全く興味がなかったと言った方が当たっているかも。。。

10うん年で溜まった水垢なので、気長に落としていくことにしました。そう決意して掃除を始めたのが、写真撮影日を見ると2016年9月20日のようです。

シンク全体です。ここまで引くとそうでもないように見えますが、いや、びっちり溜まっています。


側面


蛇口付近
 

洗剤やスポンジラックを掛けていた部分


いやはあ、我ながら凄いです。

よく落ちるという洗剤を買おうかなとも思ったのですが、レビューを見ると、よく落ちたというレビューと共に、当然だとは思いますが、落ちないというレビューもあります。洗剤が悪いのではなく、汚れに洗剤がマッチしていないのだと思います。そうなると果たして自分の家の汚れではどうなの?って不安になります。それに、家みたいに溜まりに溜まった汚れでも本当に落ちるのかなという不安も出てきます。
お試しサイズ&価格で色々気軽に試せて、一番汚れにマッチする洗剤を選べればいいのにね。本当にマッチすることが分かっていれば買いますが、分からないのに洗剤に何千円もかける勇気がどうしても出ません。
他にもトイレのサンポールがいいとか、サンドペーパーで削り取ればいいともありましたが、これまた勇気が出ません。

と言う事で、まずは手持ちの洗剤でやってみることにしました。家はステンレスのシンクです。
水垢にはやっぱり酸ということでクエン酸、
研磨効果を期待して重曹、
シンクでまな板の漂白をしたらそこだけシンクも綺麗になったのを見て過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)、
でやってみました。

キッチンの汚れは複合汚れなので、どれなら絶対ということはないようですが、一番効いたのは過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)でした。薄皮一枚ずつ剥がれていくように、少しずつ綺麗になりました。

過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)は金属には使えませんが、唯一使えるのがステンレスです。なんですが、ダメという人もいて、気をつけた方がいいってことなんでしょうね。でも塩素系漂白剤はダメ、酸素系もダメってことになったら、まな板の漂白は厳しいですよね・・・

オキシクリーンでシンクごと漬け置き洗いで綺麗になるとのことだったので、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)でもやってみましたが、効果なし。薄すぎたのかもしれません。
 
鍋や水切り籠も漬けています。これらは結構綺麗になったので、シンクも私のように汚れを溜めていなければ漬け置きで綺麗になるのかもしれません。

そこで、私は過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)をお湯で練ってシンクの表面に塗ってました。
時間はかかりましたが、結構綺麗になります。

全体


比較的汚れが少なかった部分の側面

 
蛇口付近


洗剤やスポンジラックを掛けていた部分


ですが、ある時を境に汚れが落ちなくなりました。一部はかなりツルツルピカピカになっていますが、水垢が沢山残っているところもあります。

複合汚れはかなり落ち、水垢が中心になったのかなと思い、クレンザーも併用しながら今度はクエン酸を中心に使うことにしました。
そして、悲劇が起こります・・・それはまた次回。

普段点けないシンク上の蛍光灯を点けていると、聞き慣れない音(蛍光灯から微かに音がしています)に興味津々です。

メンテナンス

キッチンシンク やっちまった・・・

2017年04月18日
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)からクエン酸に切り替えてシンクの掃除をする、ところまで前回書きました。 ⇒ キッチンシンク 水垢を何としても取る!

クエン酸で掃除と言っても、一般的な濃度では水垢はピクリともしません。特にキッチンシンクのようにこびり付いている複合水垢には蚊が刺したほどにも効果がないです。
で、使うのが濃いクエン酸水です。飽和溶液に近い濃度を使います。ここまで濃いと、さすがの水垢もジワジワ落ちます。

なんですが、やっちまったのは、まさにクエン酸です。ほぼ汚れも落ちたし、そろそろ濃いクエン酸もやめよう、と思っていたある日、ついいつもの癖で掃除し始めてしまい、まあじゃあ今日までねと思ってしまったのです。そして掃除の途中でついウトウト。これがいけなかった!!!

はい、こうなりました。
 

うわああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、撃沈・・・・・・・
足の震えが止まらず、立ち直れないかと思いました。
表面の薄皮がペロッと剥がれてしまった感じに黒くなっています。
比較的安全と言われているクエン酸でも、長時間だとこうなります。みなさん、絶対途中でウトウトしてはいけません!!

どうにもならないとしても、もう少し目立たなくできないものか。
ネットで検索です。

こういうのを酸焼けと言うそうです。

更に検索・・・

ステンレスシンク磨き・シンク再生研磨について
フムフム、私と同じ失敗をしている人、結構いるんですね。
そして
『当店では、酸焼けしてしまったステンレスシンクの改善のご依頼も多いですが、ほとんどの場合はきれいになりますので、ご相談下さい。』
うおおおお! 一気に元気が出ました。神様のお言葉のように感じたことは言うまでもありません。
困っているときに笑顔で「私たちにお任せください」と言われたら人は喜んでお金を払う、つまり問題解決のためには人は喜んでお金を払ってくれる、というのはビジネスではよく言われていることです。身をもって体験しました。勉強になりました。

しかし、プロに頼むとしても、家の近くでいい業者さんっていらっしゃるの??どうやって探そうかな。

更に検索。

酸焼けして黒く変色したステンレス浴槽を研磨して再生!
自分で研磨しておられる方発見。でも研磨して大丈夫かな。

株式会社スチール | おしえてステンレス!!
そうなのね!化学系出身なのに知らなかった。酸化皮膜(不動態皮膜)は知っていましたが、それとステンレスとが全く結びついていませんでした。いやあ面白い! 酸焼けさせる前に勉強しろって声が聞こえてきそうですが・・

別にプロの仕上がりを期待しているわけではないですし、酸焼けしたところが目立たなくなり、あわよくば水垢も落ちれば嬉しいので、自分でチャレンジしてみようかな。

そして次回はステンレス研磨にチャレンジします。水垢落としの時、サンドペーパーで研磨する勇気が持てませんでしたが、ここにきてチャレンジすることになりました。

メンテナンス

キッチンシンク そして再生!生まれ変わりました

2017年04月19日
さて、前回、ステンレスを自分で研磨することを決意しました。
キッチンシンク やっちまった・・・

自分でやるとして、さて、何で研磨すればいいのか。。

検索~
こんなサイトを見つけました。
キッチン | 奥様のための“お掃除虎の巻”
ほうほう。

とりあえず家にあった耐水サンドペーパー1500番を使い、目立たないところを慎重に研磨してみました。
ヒエ~ッ!!ピカピカになり過ぎ!!!前回とは別の意味で足が震えました。でも酸焼けはほぼ見えなくなるくらい綺麗になりました。

ゆっくり、丁寧に研磨していけば何とかなりそうです。だた、あまりに綺麗になるので、酸焼けしていないところも研磨しないと、別のまだらになると思います。

翌日近くのホームセンターへ行ってサンドペーパーと研磨スポンジを買ってきました。
洗剤類は増やしたくないと頑張っていましたが、よく汚れが落ちると噂の、ハイホームももしかしたら置いてないかと探したのですがありませんでした。残念。
画像がないのでアフィリリンクを借ります
楽天


耐水サンドペーパー 1500番は手持ちの物、2000番を購入。1枚130円くらいでした。


たぶんこれの#2000です。
楽天


3Mのスポンジ研磨剤 マイクロファイン(超極細目)。1枚200円くらいと聞いていたのに、1枚300円くらい(2枚組)でした。
 

 

ネットだと一枚200円切っています。
楽天


触った感じでは、サンドペーパー2000番より、スポンジ研磨剤 マイクロファインの方が細かいようなので、サンドペーパー2000番、スポンジ研磨剤の順番で研磨します。
前日サンドペーパー1500番で磨いてみたので、いきなり荒いほうから磨くと順番を決めましたが、初めて研磨する場合は、目が細かい方からやってみるのがいいです。荒い目でガリガリに削ってしまったら、元に戻せなくなるからです。細かい方からやってみて、細か過ぎれば荒い目を使う、という順番の方が安全です。
ここでポイント。サンドペーパーもスポンジ研磨剤も、研磨はできれば水をかけながら、無理ならたっぷり濡らして乾いたらまた濡らしながらすること。でないとひっかかりが強くて研磨し過ぎてしまいます。
もう1つ、2000番でも新品は結構研磨されます。使い古したペーパーの方が安心して使えました。
そうそう、ステンレスの目と時々聞きますが、あれはヘアラインのことだそうです。鏡面仕上げならラインはないですし、私のように汚れをビッチリ付けてしまっている方はラインが見えなくなっていると思います。もしラインが見えたら、ラインに沿って磨くのがいいそうです。分からない場合は、長手方向に磨きます。
念のため、やってみようと思われた方は、自己責任でやってください。私は酸焼けさせてしまったし、もう10年以上使っているのでやりました。

サンドペーパー1500番は、ひどく酸焼けしている所へ使うことにします。

比較のため、左半分を研磨してみました。研磨した部分には上の物が写りこんでいます。
 

こちらの写真は研磨したのは下側です。


大丈夫そうなので、全体を研磨します。サンドペーパー1500番で酸焼け部分を研磨して、2000番、スポンジ研磨剤 マイクロファインで仕上げます。
 

ほとんど分からなくなりました。肉眼では光の加減でわかることもありますが、もう写真には写せないくらいです。
before ⇒ after
 

 

酸焼けしていたのはシンクの左側だったので、左ばかりが綺麗になってしまいました。
バランスが悪いので、全体を軽く研磨しました。

全体
before ⇒ after
  

側面は模様が出てきました。上下に波打ったラインが入っている所もあります。そう言えば新品の頃、こんな模様があったような・・?
 

側面
before ⇒ after
 

洗剤やスポンジラックを掛けていた部分
before ⇒ after
 
まだ少し残っていますが、随分落ちました。

一部水が足りなくて強く研磨されてしまった箇所もありますが、まあご愛嬌。


結構水も弾いてくれます。


まだ左右で研磨具合が違います。酸焼けしてしまった箇所はどうしても深く研磨しないといけないので仕方ないと思っています。もちろんもっと違いを無くすことはできると思いますが、深く研磨するとツルピカになり、使いにくいのでここで止めます。鏡面仕上げのようにピカピカにすると汚れや傷が目立ち、使うとき滅茶苦茶気を使うので、私はボヤッとした方が好きなんです。

プロには到底かないませんが、満足です!後はそこそこキープだ!
1日の終わりにメラミンスポンジで磨くと、大抵の汚れは落ちているようです。それでも少しずつ汚れや水垢がついてくるので、少し汚れたら重曹とメラミンスポンジで磨いています。綺麗な状態をほぼ保てています。もっと汚れが溜まってしまったら、クレンザーで磨こうかなと思っています。
家はもう10年以上経っているので、メラミンスポンジ、重曹、クレンザーをガンガン使いますが、いずれも研磨剤が入っているので新品の場合はご注意ください。


これを機に、コーティングにも挑戦しようかと思ったのですが、キッチンのシンクはアンが舐めてしまうこともあるので気になります。
問い合わせをしてみたら、「乾けば大丈夫だと思いますが、舐めさせないでください」だそうです。極めて当然の回答でした。そりゃそう言うしかないよね。でも不可能なことおっしゃらないでください。
諦めようかなぁ(T T)。掃除が楽になりそうで魅力なんだけどな。