アン(足)

手術もへっちゃら

2014年10月27日
行ってきました。アンの避妊手術。

食事や給水などうっかり間違えそうだったので、タイムテーブルを書いおきました。

食事は前日の20時までOKなので、いつもより早めの夕食を食べさせます。アンは少食なので食べさすのには苦労しますが、食べたいとは言わないのでその点は楽です。でも私が食べていると興味を示すので、私も早めの夕食を一緒に済ませました。
夜中にお腹がすいて仕方がなくなった時のために、フレンチトーストを作って冷蔵庫に隠しておきました。どうにもお腹がすいたら、こっそり頬張ることにします。

お水は朝7時までOKだったので、7時少し前に起きて飲ませました。
実は、アンがお皿から水を飲んでいる姿をほとんど見たことがありません。朝起きると、お水頂戴攻撃が始まります。そうやって水を注がせて、私の手や洗面ボウルからグビグビと飲みます。なので仕方ありません、今日は付き合って起きて飲ませました。

9時過ぎに病院に連れて行きました。
術前の血液検査と痛み止めはオプションでしたが、お願いしました。
アンは活発なので、あまり痛みがないと飛んだり跳ねたりしそうなので、『激痛ではないけど少し痛いし今日は飛び跳ねるのはやめよう』と思ってくれるくらいの痛みは残しておいて欲しいのですが、まぁ難しいですよね。

預けて帰り、アンがいないうちにやっておこうと思っていたことがあったのですが、私が寝不足で頭が痛く、半分もできませんでした。

アンを迎えに行く前に、父母の家で雑炊をかき込みました。アンは今夜は食事も水もNGです。麻酔が完全に覚めないうちは誤嚥し、肺炎になるのを防ぐためです。私が食べていると絶対に欲しがるので、私が辛いから先にすませました。

病院に着くと、大きなニャンコが診察中でした。怖がってずっと鳴きっぱなしです。病院で飼われている猫が待合のケージにいるのですが、いつもはケージ内の箱の中にいるのに出て来て、ケージの中の階段を登ったり降りたり、鳴いている猫を心配そうに見ていました。時々鳴き声を上げています。でも威嚇ではなく、どう見ても心配しています。
診察を終えた猫が待合へ出てきました。アンの2~3倍はありそうです。猫ってこんなに大きくなるんだ・・・
私は「大きいですね。」その猫の飼い主さんは「小さいですね。」とお互いの猫の大きさの違いに少々ビックリです。
2匹の猫がニャオニャオ言っている隣で、アンはニャアとも言わずキョロキョロ、ゴソゴソしていました。

お腹の辺りに触ると痛いかなと思い、ダンボール箱に入れて帰ったのですが、帰りの車の中で散々ゴソゴソしていました。痛くないのか?麻酔が完全に覚めていないし、痛み止めも効いているので、大丈夫なのか?

ミミの時と同じで、お腹の毛が剃ってあり、絆創膏が貼ってあります。絆創膏は3日たっても付いているようだったら、かぶれないように取ってくださいと言われました。それまでに取れたら、貼りなおさなくてもいいとも言われました。お腹の一番外側は針金で縫ってあるはずです。
家に帰ったら早速、絆創膏を舐め始めました。しかも激しい・・・銜えて取ろうとしています。何度も「今夜はやめなさいよ」と止めたのですが、1時間もしないうちに自分で剥いでしまいました。いくらなんでも早すぎるだろ。
剥いだ絆創膏です。


案の定針金で縫ってあります。金属なので、噛むと結構な音がして、バリバリ言わせながら引っ張ってます。音が痛いからやめてくれ・・・
『誰の許可を得て私のお腹に貼り付いてるのよ!プンプン!!』と言いたいのでしょう。

一応病院に電話して、もう取ってしまったけど、こんなに早く取ってしまって大丈夫かどうか、針金も激しく引っ張っているけど大丈夫か、確認しました。
大丈夫なように縫っていますが、傷口が腫れてきたら電話してください、とのことでした。
やれやれ、一安心です。あとは私が音に耐えればいいのか・・・聞いていると血の気が引いていくんですが。

今日はヒョロヒョロするのかと思っていましたが、何のその。麻酔で眠っている間動けなかった分の元を取るんだと言わんばかりに動き回りました。
痛くないのか??
病院の匂いが付いているから気になるのか、体中を舐め回しています。入れて帰った洗濯ネットを洗濯機の上の棚に置いておいたら、洗濯機に上がって臭いを嗅いでいるし、寒くないようにかけて帰ったバスタオルも、敵のように噛んだり蹴ったりしています。

アンのお城に棚を設置で手術後に備えて棚を並べて置いて、上階に行けないようにもしたのに、全く必要ありませんでした。
お城の外壁(柵)に飛びついて、天辺までよじ登り、部屋を見渡していました。
痛くないのか???
私の予定では、今晩はヘロヘロしているので、お城の1階へトイレとベッドを入れて、そこで眠る、だったのですが、全く予定が崩れました。まさかと思っていたことが現実になりました。頼むから動かないでくれ、見ている方が痛いから静かに寝ようよ、という羽目になりました。

ミミは当日はほとんど動かず、2~3日は動きも鈍く、絆創膏も取らなかったので人間が取り、とってからは舐めまくり、走ろうとするとピリピリくるのかうまく走れず、という具合でした。抜糸をしたとたんに、ものすごい勢いで走り始めたのも覚えています。
ミミと同じような状況を想定していたのですが、何のそのです。

一番可哀想だったのが、水が飲めなかったことです。水を探して家中をウロウロしていました。いつもはお城(ケージ)の2階で食事をするので、2階の食卓の前でお行儀良く座ってじっと待っているし、洗面所へ行って蛇口や洗面ボウルを舐めているし、辛い、見ているのも辛い。
明日の朝は早く起きてお水を飲もうね、アン。