アン(足)

ミミが結んでくれた縁

2014年05月25日
一昨日の猫を見せてもらいに行ってきました。父母と私とは別々に住んでいますが、父も私以上の動物好き、車を運転してくれました。母はそこまで動物好きではないので一緒には来ないだろうと思って強く誘わなかったのですが、家で待ちながら『行けばよかったぁ!!』と思っていたそうです。

あちらのお宅に到着してチャイムを鳴らすと、中から声がして、「今連れて出ます」とおっしゃって、子猫一匹と一緒に出て来られました。
ちっ小さい・・・片手のひらの上に乗りそうです。ずっと以前に家にいた猫が子供を産んだとき以来です、こんな子猫見たの。生後一ヶ月ってこんなに小さいの。

そこのお宅では、母猫とその娘猫を飼っていらっしゃるそうです。母と娘がこの度揃って出産したとのことでした。連れてこられたのは娘の方が産んだ子猫、つまり孫猫です。
この度生まれた中では、一番の毛並みだそうです。ううむ、確かに綺麗だ。ちょうど良いグレーだし、ほぼ左右対称です。後は育て方です。

本当は飼いたいんだけど、奥様に「5匹は無理よ」と言われてしまったでそうで、里子に出すことを決意なさったそうです。かわいがってくれること、最期まで責任を持って飼ってくれることが条件でした。人間の最低限の責任ですよね。
もちろん猫が嫌がるくらいかわいがりますし、もし最期は病気でということになれば苦しむのを見るのは辛いけど最期の瞬間まで愛されていると感じられるようにしたいと思ってます。

電話で私と話をしたとき、「この人は猫が好きなんだな」とすぐにわかったので、電話をかけてこられた他の方に「ちょっと待って」と伝えてあるんだ、とおっしゃってました。

しかし、本当に親と引き離して大丈夫なんだろうかと思うほど、小さくて、無防備で、無垢です。後一週間、いえせめて4日ほど後の方が安心なんですが。
「離乳が始まると、我が出始めるから今がいいよ」とのことでした。というわけで、思い切って母になることにしました。色々調べながら、試行錯誤でやっていきます!!!

他の方には待ってもらってくださっていたし、このご縁はミミが導いてくれたのでしょう。全てのご縁に感謝です。

さて、私が住んでいるマンションへ帰る前に、父母の家へ寄りました。猫が怯えているようならすぐにマンションへ帰って、少しでも早く静かな環境にと思ったのですが、まだ幼くて自分に起こっている状況が分かっていない様子、全く怯えいてもいないし、車の中でコロコロと遊んでいたので、寄ることにしました。

家に帰ると、車の音で母が出てきました。初めは猫の後姿しか見えず、母は「ね・・・ずみ??」と驚いたそうです。確かにねずみくらいの大きさだし、背中はグレー一色なので、見えなくもないか・・・顔を見て『かわいい猫』と認識したそうです。

家の中で自由にさせてみると、歩くのもまだ覚束ないヨタヨタ歩きです。
ビデオ
(動画 19s)

毛繕いしようとしてコロリン。
ビデオ
(動画 10s)
今度こそ、できた!!かな・・・?
ビデオ
(動画 9s)

名前もいくつか考えていました。ミミ(漢字は耳)の命名のとき、体の一部を名前にしたので、今回も体から考えてみました。
・鼻 ハナ
・手々 テッテ
・足 アン
・腹 フク
・尾 ポッポ
・口 コウ
腹 → 福、口 → 幸、とも書き換えられるので、いいかなとも思ったのですが。
足袋猫、ソックス猫と言われている毛並みの猫だし、見た目と発音が合うのが足なので、アンに決定!
父が撮った写真です。

写真 写真
私アンです。4月22日に生まれた女の子です。写真では分かりづらいけど、私はソックス猫、日本では足袋猫と言われている毛並みなので、ママは足と書いて『アン』と名づけました。でも足と書くとびっくりされそうなので、普段はカタカナでアンと書くことにするそうです。でもね、『アン』って『ちゃん』付けでも『さん』付けでも別の意味になっちゃうの。だから呼び捨てにしてね。これからよろしく。

いやぁ改めて私大丈夫か・・・?
何はともあれ、子猫グッズを買わなければいけません。本当に来るかどうかわからないので、まだ買ってはいなかったのです。子猫用のトイレと、猫用ミルク、哺乳器、離乳食を買いに行きました。

前の飼い主さんによると、もうお皿から水分が飲めるだろから、牛乳を飲ませながら、クッキーみたいなものをふやかして食べさせ始めればいい頃と聞いていました。まぁでも一応哺乳瓶も。

マンションに帰って箱を用意してやると、すぐに入って寝始めました。ベッドと認識したようです。
とここまでは良かったのですが、ご飯に困りました。インターネットで調べたりしながら哺乳器でミルクを飲まそうとしたのですが、全く飲んでくれません。お皿に入れても駄目でした。そして何も食べずまた眠ってしまいました。

何度かチャレンジしてみたのですが、しまいには「ペッ」と言って顔を背ける始末。家が変わったのがいけないのか、母猫の母乳でないのがいけないのか、哺乳器が気に入らないのか、私のやり方がまずいのか。一体どれなんだ。

インターネットで更に検索を続けると、一時的なら牛乳でも大丈夫とのことだったので、スキムミルクを飲ませてみました。すると猫用のミルクよりは格段に興味を示しました。哺乳器からは難しいようなので、お皿でも試してみました。ミルクは紙の厚さほどしかいれていないのに、舐めるとき鼻が付いてしまうらしく、鼻からも吸い上げてしまってました。まだ早いのかな。
更に更に検索をしてみると、飲まないようならミルクを元に戻すように書いてあるのを見つけました。って母乳?最悪明日の朝までに何も飲み食いしなければ、一旦母猫のところへ連れ帰ってみようと決意しました。

アンはじっと私の目を見ます。目を合わせることは敵意の表現です。敵意がない場合猫は目をそらします。でも母猫だけは例外で、じっと目を見つめます。
ということは、アンは私を猫と思っているということなんでしょうか。だろうな・・・
じっと私を見ながら喉をならすし。間違いないな。

私が疲れ過ぎて気分が悪くなり始めたので、寝ることにします。