ミミ(耳)

お礼の電話をかけました

2014年04月22日
17歳で他界した猫(名前ミミ)の闘病記録です。
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動物気功院の土本さんにお礼の電話をかけました。
気功 ペット 動物 日本初の どうぶつ気功院です

そこで色々なお話をお聞きしました。

猫は一人で逝きたい子が多いのだそです。
猫は死期が来るとそれを悟り、人間から見えないところで息を引き取ると言います。完全室内飼いではそれは難しいので、飼い主さんが少し目を話した隙にということが多いそうです。
ミミが痙攣を起こしたとき、相当うろたえました。あのときの私の姿をミミは見ていますから、あんな私の傍では逝くに逝けないと思ったのでしょうか。
私のダメージを考え、最期の時は私に見せてはいけないと思ったのかもしれません。

山に埋めて弔ったのは最高の供養だともおっしゃってくださいました。
実は冷たい土に埋めてしまったのは良かったのかと少し気になっていたのです。
でもこれで良かったのだと思ったら、これもミミの意思だったのではないかとも思えてきました。
というのもミミが逝ったのは日曜、仕事の都合で家族で動けるのは日曜か月曜なのです。それ以外の曜日は山へ行って供養するのは難しいのです。日月以外なら火葬になっていたでしょう。
ミミは土に還ることを願っていた、そしてそれが叶う日を選んで逝ったとさえ思えてきます。

気持ちがもう少し落ち着いて、ご縁があれば、次の猫を迎えたいと思っているというお話もしました。すると、「ミミちゃんに頼めば連れてきてくれるよ」と言われました。
これには少し驚きました。ミミは『私が逝ったらすぐ次の猫を迎えちゃって・・・』とジェラシーを感じるのではないかと思っていたからです。
そうかぁ『ミミが逝ってしまって寂しくて仕方ないから、飼い主(パートナー)を探している猫がいたら紹介してね』と素直にお願いすればいいのだと思いました。
縁と言えば気功と出会ったのも、動物が導いてくれた縁かもしれないとおっしゃいました。それならきっとフクちゃんです。
胸水がたまった猫 ふくちゃん
検索でひかかったのはフクちゃんの記事ですし、ミミと症状が似ています。きっとフクちゃんが導いてくれたのでしょう。

土本さんとお話をしてずいぶん心の整理ができてきました。
ミミの最期の眼が頭に焼き付いています。亡くなったその日は『出かけずにここにいて』と言いたかったのかもと思っていましたが、どう思い出してもそういう目ではないのです。
今では、あれはミミの精一杯の愛情表現だったのだと思っています。動けなくなった体で、出なくなった声で、鳴らせなくなった喉で、あらん限りの力で愛情を表現してくれたのだと思っています。
この時の瞳を思い出すと、涙が止まらなくなります。

『私のところへ来てくれてありがとう。とても幸せだよ。ミミも幸せならいいんだけど。大好きだからね、これからもよろしくね。』私から何度も伝えていました。その返事だったのでしょう。最期の日は気功で少し楽になり、伝えることができるようになったのだと思います。最期の力を振り絞って伝えてくれたのです。

気功のおかげで最期の時を悲惨なものにせずにすみました。とても濃い時間を過ごすことができたと思っています。ミミとのお別れは辛く悲しいことですが、濃い時間を過ごせたことは幸せだったと思っています。
もし気功を受けていなかったらと思うと、ゾッとします。ミミはずっと苦しいままだったはずですし、ミミの記憶は苦しんでいる姿になってしまったことと思います。
気功のおかげで、一番強く焼きついているミミの記憶は、最期に見せてくれた、かわいらしく、優しく、甘えた姿です。

私もいずれはミミのところへ行きます。それまでしばらくの間お別れです。忘れないでね。


2013/2/24 撮影 元気な頃のミミ