読書・本

日本人はなぜ世界から尊敬され続けるのか 第一章

2011年09月09日
本当は『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』を読もうと思って、図書館に予約していたのですが順番がまだきません。
そんなとき、ちょっと似たタイトルの本『日本人はなぜ世界から尊敬され続けるのか』を見つけたので借りてみました。

『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』もそうですが、『日本人はなぜ世界から尊敬され続けるのか』を見たときまず思ったのが、「そんなわけないでしょう」でした。

一章ずつ感想を書き込もうかなと思ってます。

今回は第一章『世界が驚嘆する日本人の不屈の精神』です。

今回の震災だけでなく、過去の災害や戦後の日本人の冷静な行動について書かれています。
そして、瞬く間に再建してしまうともあります。
これに外国人が驚くとのことです。

ううん。日本は災害が多いから、シミュレーションができているだけじゃないかと思ったのですが。どうやら外国の方からみると、そうではないようです。
(地球の10%のエネルギーと20%の災害が日本に集中しているとあります)

中国で起こった地震の救助活動で、日本の救助隊が死者を悼み黙祷を捧げる場面があり、大変な感動を呼んだこともありました。
ニュースで知ったときもだったのですが、この思想は仏教に基づいているのだと思ってました。でもどうやら違うようです。日本独特の思想のようです。

また、日本人は特に盗みを嫌うとあります。そうなのか? そうなんだ。
災害の後、略奪などが起きないのも、外国人からみると驚きなのだそうです。空き巣は増えるけどね。おそらく外国は日本の比ではないのでしょう。

大切にしているのは名誉ともあります。これはなるほどそうかも、と思います。名誉のためには命も惜しまないと。現代では実際に命までという人は少ないでしょうけど、そういう気持ちの人が多いでしょう。

印象に残ったのが、奥の細道の文章です。松尾芭蕉が馬を借り、お礼を馬に持たせて帰したという部分です。確かに学校で習いました。
これが同時代の諸外国では考えられないことのようです。
そんなことをしたら御礼が奪われるのは当然、そもそも馬を貸してくれないというのです。そうなんだぁ。
これを習ったとき、私が思ったのが、「馬って賢いんだぁ。犬みたいにちゃんと家にかえるんだね。」でした。暢気なこと考えました。

思わず笑ってしまったのが、植民地にできなかった国が3つある、日本、中国、タイである。日本は強すぎた、中国は広すぎた、タイはずるすぎた、だそうです。
何が強かったのかは本を読んでください。

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