災害対策

お米の長期保存

2022年10月24日
玄米は白米に比べ長期保存に向いているとは言え、いつまでもほったらかしで保存できるわけではありません。
どう保存すれば長く美味しくいただけるのか調べてみました。

どうやら最強なのが、真空パック+脱炭素剤+低温で保存することのようです。
ですが低温保存って機械も必要ですし、そうそう準備もできませんよね。農家さんなら持っていらっしゃるでしょうけど。

では真空パック+脱炭素剤ではどうなのかと調べると、お米屋さんの保証は1年、実際に試された方の話では3年は味は変わらなかった、5年は大丈夫だったよ、などありました。
真空パック+脱炭素剤にして、できるだけ冷暗所に保存すれば、2~3年は大丈夫そうですね。

真空パックではありませんが、ガスを通さないガスバリア性の高い袋に脱酸素剤と一緒に密閉する方法も保存期間を伸ばすことができるみたいです。

備える.jp|備えと防災・災害と危機管理の総合情報サイトお米や玄米の備蓄・長期保存に詳しく載っています。他の項目もとても貴重な情報なのでぜひ。
ガスバリア袋+脱炭素剤のショップもされています。
備え・防災セレクトショップ そなえるすとあ
なんでもお米を保存する袋のチャック部からの気体の侵入も遮断できる唯一のガスバリア袋みたいです。気体の侵入を防げるのなら、虫も侵入できませんよね。通常のチャックは虫が入れると聞いたことがあります。袋の中が無酸素なら虫がいても活動できないので大丈夫ですが。
1セット12枚なのがちょっと多いんですよね。もう少し少ないセットもあれば気軽なんだけど。。。

結局私が利用したのはネルパックです。こちらの商品もよく利用されているようです。ただし不良品率が少し高いのでしょうか、失敗したというレビューもちらほらあります。時々チェックした方が良さそうです。
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5kg用


2kg用


エージレス(脱炭素剤+酸素検知剤)



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5kg用


エージレス(脱炭素剤+酸素検知剤)


ネルパックは旧タイプは買わない方がいいと思います。クリップで挟むタイプで、かなり固くて大変みたいです。
新タイプはスライダーで楽に閉じられます。

他にもトリプルチャックタイプもありました。タブルチャックより安心できるのかな。
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3kg用


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2kg用


3kg用


真空パック+脱酸素剤してくれるお米屋さんもあります。楽で安心なので、できるだけパックしていただくことにします。サービスがない場合だけ自分でパックすることにしました。

私がよく購入しているお店です。
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京の米職人

5kgごとに真空パックしてくださいます。脱酸素剤は入っているかお尋ねしたところ、入ってますとのことでした。安心です。5kgごとに袋に入っているので女性でも分ければ運べます。

真空パックサービスがなかったお店で購入した玄米10kgの内、5kgを保存、5kgをいただくことにしました。
品種の部分を切り取って入れておきます。
入れた直後は酸素検知剤は紫です。
  

スーパーで買ってきた白米は袋に爪楊枝などで小さな穴を開けて袋ごとパックしようと思っていたんですが。無理と判断しました。
仕方ないのでネルパックに入れ直します。


精米日部分を切り取って入れておきます。
入れた直後は酸素検知剤は紫です。酸素検知剤、埋もれそう。
  

数日経つと袋内の酸素がなくなり、真空パックしたようにカチカチになるので(ならない場合もあります)、保存したい形に整えて置いておきます。

玄米、約一週間後。

ううん、酸素検知剤は紫のまま。酸素は吸っていたのでしょう、袋は一旦はカチカチになり、その後少しずつ緩くなっていきました。空気が徐々に入ったようです。
こうなったらやり直しです。袋のチャック部分はきちんと閉まっているので、袋のどこかに穴が開いているのかもしれません。

白米、約一週間後。

こちらは酸素検知剤はピンクに戻りました。成功です。

使い比べていないので断言はできませんが、おそらく
備え・防災セレクトショップ そなえるすとあ
さんが取り扱っておられる商品の方が優秀なのではないかと思います。販売者さんが実際に使われて、5年は品質保持できたとおっしゃってますし、12枚OKなら安心して購入できます。
結局、私も使っているうちにネルパックも12枚を超えて買いました。が、最初から12枚、例えば13枚必要になった時は24枚買わなければならない、がネックになって断念しました。

専用の真空パックの代わりに布団圧縮袋、脱酸素剤の代わりにカイロを利用されておられる方もおられました。
真空パック+脱酸素剤ではなく、柿渋が塗られている米袋に保存しておられる方もいらっしゃいました。3年もつらしいです。
これこれ。
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ご購入になるときは、ボラれないようにお気をつけください。良い商品だからでしょうか、欠品になった時に値を吊り上げているお店があるみたいです。

ネルパックの保証は1年です。お米屋さんの真空パックパックサービスも1年が多いみたいです。1年たったら点検して、空気が入っているようなら脱酸素剤を入れ替える予定です。入っていないようならそのままで。

非常事態の食事とはいえ、できるだけ美味しくいただきたいので、納得がいく方法を探してみてくださいね。

2022-12-02 追記 ------------------------------------------
酸素検知剤もピンクになり、袋もカチカチになり、一旦は成功したかに見えた袋が、2ヶ月くらい経って見てみると、緩くなり酸素検知剤も少し紫になっていました。全部で2袋そうなりました。
袋に問題があるのか、あるいはチャック部分に小さなゴミが挟まり、空気が入ってしまったのかもしれません。
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