アン(足)

雷と雨と猫

2014年08月23日
ミミは、雷も地震も怯える猫でした。当然と言えば当然です。
雷が鳴るとベッドの下に潜り、地震で揺れると布団に潜ってました。

「いやぁ、ミミ、反対だよ。雷が鳴ったときはお臍を取られないようにお布団で隠して、地震で揺れたときは物が落ちてこないように家具の下に潜るといいんだよ。」
『そんなこと言われても、何が何だか。』

アンはおそらく生まれて初めて雷を経験しました。しかもバケツをひっくり返したような激しい雨も降ったのです。
怖がるかなと思ったのですが、怖がるというより大興奮でした。もしかすると軽いパニックだったのかもしれませんが。


初めは
『ピカッ、ゴロゴロ、ザアザアいってるな。』
だったのですが、だんだん、
『ピカッ、ゴロゴロ、ザアザアニャ。』
『ピニャッ!、ゴロゴロ、ザアニャアニャ!!』
『ニャニャッ!!、ニャゴニャロ、ニャアニャアニャ!!!』
『ニャニャッニャニャニャ~~~ッ!!!!!』
と言いながら家中を走り回りました。
時々そこらじゅうの物を蹴散らしながら家中を走り回りますが、いつも以上に走ってました。

そしていつも以上に私に噛み付き、しつこく噛まれたのでした・・・