アン(足)

芋泥棒現る

2015年10月08日
私の住んでいる地域の郷土料理に『うずみ』というのがあります。岡山県西部~広島県東部の郷土料理のようです。備食(備前、備中、備後)?
贅沢が禁止されていた時代に、ご馳走をご飯に隠して、もし見つかっても「いえいえ、ただの米(その時代は稗や粟も?)」ですと言い訳できるようにして食べていたとか。
母がやっていたように、アナゴと里芋でうずみを作ることにしました。

以前100均で売られているお勧めグッズに載っていたので買ってみたセリアの野菜の皮剥きスポンジで里芋の皮を剥いてみました。二枚あったのですが、一枚は出して使っています。
写真
なんじゃこりゃと言うくらい剥けない・・・
ジャガイモや牛蒡はまあまあ剥けたのになぁ。

どうにも剥けないので(もしかして加熱してから剥くスポンジ?)皮がツルッと剥けるという鍋で茹でる、電子レンジでチンする、の2つを試してみることにしました。

鍋:ツルッというわけにはいきませんでしたが、スルスルと剥けました。
電子レンジ:途中で芋が爆発するし、加熱加減が難しい上、表面が乾燥して綺麗に剥けませんでした。水を少し垂らしてからすれば良かったのかなぁ。
今度から鍋にしよう。沸騰後5~10分加熱するように書いてありましたが、保温鍋のシャトルシェフでやったので、沸騰したらそのまま保温すれば良く、簡単でした。

下ごしらえしていたら、当然やって来る方がいます。
保温鍋の上に乗ったり、脚をかけて電子レンジをチェックしています。
そして芋が弾けたらビックリしてます。
ビデオ
(動画 21s)
『ねえ、何?アンにもくれるよね!』
(芋 ボン)
(アン ビクッ)
『ニャンだったの、今の・・・降りよう。』

芋を電子レンジから出して調理台に置き、振り向くと・・・
電子レンジからアンのお尻と尻尾が垂れていて一瞬?でした。
ビデオ
(動画 36s)
『ねえ、さっきのどこにあるの?ないよぅ。』
『匂いだけはするんだけど。この辺?舐めておこう。』
(22秒辺り、電子レンジの内壁を舐めてます。)

皮を剥き剥きして、うずみに使う以外は冷凍しようとラップに包んでいると。
ビデオ
(動画 26s)
『匂いの正体はこれだったのニャ。クンクン、チョイチョイ、カ・・』
「ダメダメ。」

そして終に。
ビデオ
(動画 10s)
『これはやっぱり食べ物ニャ。戴きっ!!!』
「あ、芋泥棒!」
(私 片手にフリーザーバッグ、もう片手にカメラで右往左往)
「それ芋だよ・・・返して(芋も食べる気なんだぁ)。」
『チェッ。仕方ないニャ。』

夕飯の時、アナゴと里芋をアンにもお裾分けしました。
写真
『美味しかったね。やっぱり秋だね~。』