ビジネス・SOHO

2秒あれば十分!

2012年10月28日
クイズ番組Qさま!を観ていたら、あっちゃんが福田萌と出会ったときの『脳』について、茂木健一郎に質問していました。

あっちゃん「あった瞬間に、もしかしてこの人と結婚するのでは、と思ったんです。一目惚れって本当にあるんでしょうか?」
茂木「2秒あれば十分です。こんな調査結果があります。ある先生の講義を何秒か聞いた後の学生の感想と、1期受け終わった後の感想は一致していました。初めの数秒で受けた印象は変わらないってことです。」

これを聞いて思い出しました。
とある方とメールでやり取りしていたときの話です。

最初の何通かの印象は最悪でした。1人で勝手に妄想して、1人で勝手に怒ってる、その上自分の勝手な不愉快に他人を巻き込む、相手が少しでも自分の意に沿わない言動をすると怒る、という感じたっだのです。

何通かやり取りするうち、『もしかしてそういう事が言いたかったの?そんなの分かりっこないよ。』ということが分かってきました。この人の言うことは、逆から読んでも理解できないし、どんなに深読みしても無理です。ちゃんと書かないと、会った事もないもの同士、しかも初めてのメールのやり取り、相手に伝わるわけがない。それとも自分の頭の中は電子化され、インターネットに乗って勝手に送信されると思っているのかしら?

その後もメールのやり取りが続いていたのですが、初めの印象はその後少し改善されました(本心を書けば、早く縁を切りたかったです)。
なので、その方と共同でビジネスを進めても大丈夫かなと思っていたのですが・・・

茂木先生のおっしゃる通りでした。第一印象は正解でした。第一印象を信じるべきでした。
こちらは70%くらい相手への配慮でお伺いのメールを出してたのですが、それが気に入らないらしく、逆切れされました。
こちらも配慮することで切れられてはたまったもんではありません。
その上、相変わらず何が言いたいのか、分からない。いえ、字面では分かりやすい文章なんです。でも、『だから、何?』なんです。『何のために、それ言っているの?』『真意は何?』と言い換えられるかな。

あと会話にならないんです。キャッチボールができない。こちらが質問をすると、答えなのか独り言なのか分からないメールが返ってくるんです。返事のこともあれば、独り言のこともある・・・ どちらなのか全く分からないんです。

会社では合わない人ともそれなりにやっていかなければいけません。なので『相手を選ぶのは我侭かな』、『自分を鍛えるためにも、この人とビジネスを進めていってみよう』と思ったのです。
でもその一方で、『この人のこと、いまいち信じられない』、『信じてはいけない気がする』とも感じていました。

ビジネスを進める上で、最も大切な話をしようとしていた矢先、切れられました。
この人には大切な話をしても、通じなかったでしょう。いえそれどころか、踏みにじられていたと思います。取り返しのつかなくなる前でよかったです。

信頼関係の築けない相手とビジネスを進めないのは、我侭などではなく、至極当然、してはならない事だと、改めてよく分かりました。

ああ、疲れました。縁が切れてから、すっきりしました。ストレスがぱたりとなくなりました。どれだけ深層心理では嫌だったか、良く分かりました。

TVで会社の社長さんが、『会社運営で最も大切なことは感で決めます。』とおっしゃっていたことも思い出しました。うん、なるほど。

これからは『第一印象』と『感』をもっと大切に、もっと信じたいと思います。
と同時に、自分自身の言動にも気をつけなければいけませんね。