メンテナンス

日本人なので一度はチャレンジしてみます

2015年12月18日
家のメンテナンスを大家さん(父)と色々相談していたとき、他の部分ではグジグジ言っていた父ですが、見た瞬間げっそり、新しくするように即断したのが障子です。
アンが来て、登るのはもちろん、ちょっと剥がれた障子紙が楽しいらしく散々玉を取ったり、自分で開けた穴からバルコニーを覗いたり、まあ猫がやりそうなことは一通りやって楽しんでくれました。
こんな感じで ⇒ アン専用お外見物塔を作るぞ! 障子の組子もどき編
紙を破くだけならいいのですが、竪框や組子に爪を立てて登ったり、爪を研いだり、手を置いてグーパーしたり・・・木の部分だけは止めてくれって言ったんですけどね、紙と木の区別が付かないらしいです。

写真
『いやあ、破けてるねぇ。誰が破いたの?』
「アンでしょうが。」

写真
『ニャ?覚えがニャい。』
「ニャア~?」

破いた所に応急処置で障子紙を貼っていたんですが、それも限界かな~。
そもそも10年間一度も張り替えていないので、経年劣化で障子紙が小さな埃になってきています。
冬になったのでそろそろ障子のある南の部屋をメインポジションにしたいし、障子に穴が開いていると寒いので、張り直したいです。

父母の家は今年、プロに張替えを頼むから一緒にと言われたんですが、
「アン、障子を張り替えたから破いちゃダ」
『バリッ!』
となるのは火を見るより明らかなので、自分で障子張りにチャレンジすることにしました。
日本人だし、一度はチャレンジしても損はないでしょう。母によると、障子の張替えはうまくいった例がなく、シワシワで直ぐにダメになるそうです。
でも今プロに頼んできちんと張り替えるという選択肢はないので、自分でやるしかありません。

張られている障子紙に霧を吹き、十分に湿らせます。2~3分くらい待って、糊が溶けてきたら紙を剥がします。
写真
障子全体を丁寧に拭いてよく乾かします。
ここで木のアクを取っておかないと、新しい障子紙にアクが付くのだそうです。なのでできるだけ念入りに拭いたのですが、付きました。

アンが障子紙を剥ぐお手伝いをしたくてたまらないらしいです。
ビデオ
(動画 54s)
『いつも無い物があります。高いね~。』
「この穴開けたの誰?」
『えっと・・・誰だっけ?』

ビデオ
(動画 52s)
『アンもお手伝いするぅ~。こう?こう?こうやって剥ぐの?』
「う、うん。」
『ニャ、ウニャ、ニャニャニャ~、ウォ~~~! 初めて見るニャ~~~!』
「ママも初めて。」
『ママ、どうニャってるニョ?ニョホ~!!』

ビデオ
(動画 44s)
『今度は上手にお手伝いできるかニャ?ホ、ホ、タア!』
『あれれ?アンが剥いでいるわけではないのに、勝手に剝がれていく。ニャンで?』
『障子紙はどこへ行ったかニャ?あ、あんな所にいたニャ。』


今回張るのはペットの引っ掻きにも強い障子紙です。
楽天

和室は冬に使うので、部屋のイメージを春にしようと思い、桜吹雪を選びました。ちょっと色やポイントのある和紙を探していたんです。イメージにピッタリでした。

障子に布を貼るだけ♪いつもの和室がグレードアップ - NAVER まとめを見て、布を張ってみようかと思い、手芸屋さんで布を探したのですが、これという物が見つかりませんでした。それより先に障子紙で思い描いていた物に近い物を見つけたので、布はまた機会があればチャレンジしてみます。

アンの場合、障子紙を破くより、竪框や組子の被害の方が大変なので、何か良い方法はないかと探していたら、障子の太鼓張りを見つけました。障子を障子紙でくるりと包むイメージです。主に寒い地方で防寒のためになされている方法だとか。
これなら框や組子をアンの爪から守れます。

襖にも上から和紙を張る予定なので、他の障子紙も買っています。そちらは3本セットしかなく、このままだと丸々1本余るので、それを張ればちょうどいいし、太鼓張りに挑戦することにしました。

続く。
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