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インターネット情報の真偽

2015年05月16日
猫関連の情報をインターネットで検索していて、最近感じていることがあります。
それは、インターネット上の情報の真偽です。
何も猫関係だけではなく、全ての情報について言える事です。

自分の得意分野なら真偽のほどは直ぐにわかると思いますが、あまり詳しくない分野の話だと、偽りや偽りまではいかなくても大げさに書かれた情報を信じてしまう人も沢山いらっしゃると思います。

東日本大震災のとき、デマを拡散しないように情報の出所をきちんと確かめるようにと言われたことがありますよね。1つや2つならチェックもできるでしょうけど、見るもの全ての情報の出所をチェックできる時間のたっぷりある人はそんなにいないでしょう。

獣医師須崎先生が著書の中で、『インターネットの情報に振り回されている飼い主さんがかわいそう』『インターネットの情報は出所はどこで、元はどう言われているのかをちゃんとチェックするように』と書かれています。
おっしゃっている事はよく分かるんですが、そこまでできない・・・

で、最終的に何が信じられるかと言うと、著者のはっきりしている本や文責が明記された情報なんですよね。インターネットは普及すればするほど紙ベースの情報が重要になり、匿名性が高くなればなるほど文責が大切になってくるように思います。
これって大学時代に講義で聞いた事があるような。

そうそう、Wikipediaの情報も本当のことばかりではないから要注意って言われていますよね。

須崎先生の本を基にして、インターネットの情報を見てみると、正に伝言ゲームになっていることがわかります。
よくもまあ、そこまで意味を捻じ曲げたもんだ、と思ってしまうような事例もあります。悪気のあるなしではなく、意味を取り違えた人が記事を書き、それを読んだ人が今度は大げさに記事を書き・・・という事が繰り返されているのでしょう。
リアルの世界でもよくあることですが、世界中に広がったインターネットだと、広がるのも早いし参加人数も多いので滅茶苦茶度合いが加速されるのでしょう。

昨日動物病院へ行った時、インターネットは伝言ゲームのようだという話になりました。獣医さんは「日本人は情報鵜呑みだから騙される」とおっしゃってました。
ペットショップの方が、動物病院の口コミサイトで対応可能な病院を検索、先生の所がヒットし飼い主さんが来られたそうです。でも実際は対応不可能、そこのことを伝えると、飼い主さんは先生に噛み付いたそうです。お気の毒様です。
私は口コミサイトのような第三者が勝手に情報をアップするサイトを知らないから、考えが回らないのだと思ったのですが、先生は情報を鵜呑みにしていると感じられたようです。
いずれにしても、そういう人います、います。本当に迷惑な人達です。自分の言動が恥ずかしくないのかと思ったことがあるのですが、恥ずかしければそんなことはしないでしょうから、恥ではないんでしょうね。

カナダでは子供たちに「インターネットの情報は8割が嘘」と教えているんだとか。8割かどうかは忘れましたが、嘘や大げさで人を煽った情報が多いと教えられた記憶があります。

猫だけでなく、ビジネスでも同じ事が言えます。
価値ある情報はお金を出さないと手に入らない、これも以前に聞いたことがあります。本当にそうだなと感じる今日この頃です。
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