ミミ(耳)

安らかに眠りました

2014年04月13日
17歳で他界した猫(名前ミミ)の闘病記録です。
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早朝から目で訴えくる回数が増えました。
水だったり、ご飯だったり、甘えたかったりです。

そしてだんだん甘えたい回数が増えていきました。
私が動く度に目で訴えてきます。

本当は抱っこして欲しいのでしょうけど、それは苦しむのでできません。ミミも承知しているはずです。私が身をかがめてミミの顔に顔を近づけそっと頭を撫でてやります。
本当は喉をゴロゴロ鳴らしたいのだなと伝わってきます。声にはならない声で鳴こうともします。

昨日は心配だったせいもあり、少し構いすぎたようでした。なので今日は少し距離をおきました。ミミの精神的な負担にならないようにします。

お店が開く時間になったのでオムツを買いに行くことにしました。母に相談したのですが今日は用事があるとのことだったので、自分で行くことにしました。
「ミミが少しでも楽になるようにオムツを買って来るね。とにかくやってみよう。しんどいようなら直ぐやめようね。今日は少し時間がかかるかもしれないけど待っててね。」そう言い残し出かけました。
後ろ髪を引かれる思いでいたが、今が一番状態がいいとき、時間が経てば経つほど良くはならない悪くなる、と自分にいい聞かせました。
ミミは出かける私をずっと見ていました。

近くのホームセンターでオムツを買い、家へ帰りました。猫風邪の予防注射をしていないので、手を念入りに洗い、うがいをしてからミミのところへ行きました。ミミが気にするといけないので、できるだけ明るく振舞って部屋へ入ります。
「買ってきたよ。尻尾の穴を開けてやってみようね。」言葉を発したか、まだだったかはっきりと覚えていません。
ミミを見ると、出かけた時の位置から20~30cm動いたところで、横向きに寝ていました。苦しくて取らないはずの姿勢です。『えっ?』と思いお腹をみました。動いていませんでした。

泣き叫びながらミミの体をゆすってみました。やはり動きません。
でも生きていたときと同じ温かさです。願えばまた動いてくれる気がしました。来るべきときが来たら、逝かせてやらなければいけないと思っていました。ですが、最期に「ありがとう」とどうしても言いたかったのです。今までも言ってきましたが、それも最期に言いたかったのです。

でもミミはどんどん冷たくなっていきました。




苦しんだ様子は全く見られませんでした。
眠っているのと変わらない状態でした。

この日は、どうして一人で逝かせてしまったか、とそればかりでした。あんなに目で訴えていたのに、なぜ出かけてしまったか・・・
行かずにここにいて、と言いたかったのではないだろうか、そう思えてなりませんでした。
オムツが嫌だったから逝ってしまったのだろうか、そりゃぁ嫌だよね・・


胸水症になってからは、して欲しいけど苦しくて諦めていた抱っこをして家の中を歩きました。

ミミがよくその上で眠っていたバスタオルに寝かせて、最期の夜を過ごしました。

鼻や喉に溜まっている水がずっとプチプチいってました。亡くなってからも苦しんでいるような気がしてやり切れませんでした。
気功のおかげでずいぶん元気に過ごせたとはいえ、苦しかっただろうに、本当に良く頑張ったと思います。
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