ビジネス・SOHO

お米と炊飯器の関係

2011年07月06日
世の中には驚くような事、いえ人がいるものです。

KINCHOのコバエがポットンのCMをご存知でしょうか。
http://www.kincho.co.jp/cm/html/kobae_potton_goiken/
このCM、笑って見てたんですが、現実にこんな人いるんですね。

分かりやすくするために、サーバーを炊飯器に、ソフトウェアをお米に変更して、書いてみます。

Aさんは炊飯器を買ってきました。そしてどうせなら新しい銘柄のお米を焚いてみようとお米も追加で購入します。
お米を洗って、炊飯器にセット、タイマーをかけます。
炊き上がっているはずの時間、炊飯器を開けてみます。
すると・・・ まだお米とお水のままではありませんか!
Aさんは怒って連絡します。
どこにだと思います? 炊飯器のメーカー? それは普通の人の場合です。
Aさんはこともあろうに、お米農家にクレームを言ったのです。
『お前の作った米は炊飯器で炊けないのか!』
しかもインターネットで言いふらしてやるという脅迫までついてました。

そんなわけないでしょうが。

でもお米農家は懇切丁寧に炊飯器のセットの仕方を調べて教えてあげました。
すると、焚き方のマニュアルは読んでもチンプンカンプンだという返事。
その上Aさんはご飯が炊けないのはお米のせいだと決めつけているので、取り付く島もない言い方をします。
炊飯器のマニュアルを読んでも分からないのは米農家のせいではありませんよ。
Aさんの力量の問題です。
お米農家がその炊飯器を薦めたわけでも、買わせたわけでもありません。すべてはAさんの意思で行ったことです。Aさんはそこが分かってない。

仕方ないので、お米農家はAさんと同じ炊飯器を調達して炊いてみました。
もちろんちゃんと焚けることは言うまでもありません。

つまりAさんはタイマーのセットを間違えているのか、コンセントにプラグを差していないのかのどちらかですよ。さもなければ、炊飯器が壊れているんです。

お米農家は自分はちゃんと焚けたこと、他の購入者さんはちゃんと炊いて食べておられることをAさんに伝えます。

でもAさんはそれを認めたくないのか、『お前の米を炊くのにタイマーは使えないことがわかった』なんて、トンチンカンなことを言ってきます。
炊飯器が使えていないのですから、どこのお米でも炊くことはできません。

もうここまでくると、腹が立つを通り越し、滑稽というか、大丈夫かこの人は、と心配にさえなってきます。

早く自分の滑稽さに気が付いて欲しいものです。

勝間和代さんの『不幸になる生き方』に書かれている『他責』の人だな、と思いました。