ミミ(耳)

ミミと車でドライブ?

2014年05月21日
17歳で他界した猫(名前ミミ)の闘病記録です。
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今日はミミとドライブをした夢を見ました。
人もそうですが、動物も亡くなると、自分が一番輝いていたときの姿になるそうです。
ミミは幼いと若いの間くらいの年齢だったように見えました。

車の中を歩き回っていました。運転席、助手席、後部座席と好きなところへ移動したり、時には人の頭の上に登ったり。

もしかしてあんな風にみんなと出かけたかったのかなぁ。

ミミは生後半年になるかならないかの頃、猫生を変えてしまうような経験をしています。土の匂いが好きで、山で拾ってきた木の実などが入っているビニール袋に自分から入りました。それを見た祖母が、ミミを完全に袋に入れ、『猫を紙袋に押し込んで~』と歌いながら袋を持ち上げました。
ここまでは良かったのです。ミミも楽しんでいた様子でした。
ですが、袋から出ようとしたときに悲劇が起こりました。

袋の口から出れば何でもなかったのです。ですが出ようとしたのが持ち手の部分だったのです。後ろ足が引っかかってしまい、出られなくなりました。

歩いても歩いても、ビニール袋が『ガサガサ』いいながらついて来ます。
初めは『あれ?あれあれ?』という感じでした。出してあげようと言いながら手を伸ばそうとしたその瞬間、力一杯走り始めたのです。

するとビニール袋は『バサバサ』と音を立ていつまでもついて来ます。逃げれば逃げるほど大きな音を立て、ついて来るのです。

ミミはパニックに陥ってました。

家具の陰へ逃げ込みガタガタ震えていました。
殺されると思ったに違いありません。

これ以来、ビニール袋の音はもちろん、色々なものに怯えるようになってしまいました。

かわいそうなことになってしまいました。祖母も悪意があったわけでありません。もう3秒ほど早く手を伸ばしていれば、悲劇を避けることができたのですが。

私以外の人間を受け入れませんでしたし、もちろん車での移動も怖がってました。
獣医さんへ行くためにミミを助手席に乗せ、私が運転していると、いつもブルブル震えていました。ですが私が抱っこして車に乗っていたら、寝てしまったことがあります。
本当はみんなでドライブしたかったのかな。