暮らし

距離の壁と周波数の壁

2011年04月04日
東北地方で中古車が足りないようです。
宮城県でこのたび流されてしまった車は、同県の2年分の新車販売数に匹敵するそうです。

自動車関連の工場が被災したので、新車の製造も滞ってます。
国内だけでなく、外国でも滞っているようです。
部品1つ足りなくても作れないので、滞ってしまうのもわかります。

復興のためにも自動車が必要なときです。
新しく作れないのですから、現在動いている中古が頼みの綱です。

ところが、補助金が終わってから、新車販売数が落ち込み、それにつられて中古車数も減っています。そこへ追い討ちを掛けるように、このたびの震災。

少ない中古車の需要がますます高まっているとのこと。
名古屋より北にはほとんどないとか。

被災地で困っておられるのなら、あんまり乗っていない車が家にあります。
なんとか東北まで運べないものでしょうか。

後半年で13年の車です(走行距離は3万km走ってないのですが)。売ったとしても二束三文です。売ろうなんて思ってません。ただ運んでもらえればいいのです。と言っても名義書き換えは必要ですが。

ネットで調べると、ガリバーさんが中古車を1000台支援物資として東北まで送られる予定だそうです。
もしまだ間にあうようなら、と連絡してみました。

ところが・・・
とても嬉しい申し出なのですが、西日本から送るのは搬送費がかかりすぎて無理とのこと。今回の1000台送る話も、関東圏から送るのだそうです。
もし西日本から送るのであれば、一緒に乗っけていただければと思ったのですが・・・

小さな島国なのに、南北に長いせいか距離があるんですね。

物を送るには距離の壁が、電気を送るには周波数の壁が立ちはだかります。
うまくいかないものです。

お金を送っても物がなければ買うことはできないわけですから、なんとか送りたかったのですが、個人の力ではどうにもなりなせん。