暮らし

静電気と痒み

2007年11月26日
今の住居に越してすぐの秋頃、腎盂腎炎をわずらいました。そのせいか、住居が変わったせいかはわかりませんが、この年からやたらと静電気に悩まされはじめました。

パチパチするだけなら(これも厄介でうが)、服に静電気が発生したり、静電気を帯びている物を触ったとたん、体中が痒くてたまらなくなります。

服を脱ぐまで痒いんです。誰かが言ってましたが、感覚の中でどうにもこうにもならないのが痒みだと。

もちろん、眠れません。


今年はいつもよりはるかに早く静電気と痒みがやってきました。

なんとかならないかとネットを探してみましたが、これといった対策は見つかりませんでした。皮膚が乾燥すると痒みを発生します。空気中の水蒸気が少なくなると電気を逃がしてくれないので静電気が発生します。


ということは、皮膚を潤して、空気中の水蒸気を増やせばよいということ?

まず皮膚の乾燥を防ぐ工夫です。クリームや痒み止めを塗ると和らぐのかもしれませんが、全身となると結構な量になります。そこで、保湿効果のある蜂蜜を利用してみました。お風呂上りに洗面器に小さじ1/2ほどの蜂蜜を入れお湯で溶いて全身にかけてから出ます。体を拭くときもこすらず押さえるようにして水分をとります。
なんとこれだけで何日も悩まされていた痒みが2日で完全に治まりました。

次は、空気中の水分を増やす工夫です。加湿器があれば簡単ですが、持っていないので、
・霧を吹く
・洗濯物を極力室内に干す
を実行してみました。効果のほどはよくわかりませんが、早く乾くということは、乾燥しているということでしょう。加湿は風邪やインフルエンザの予防にも役立ちます。

そして、衣類の静電気を押さえる工夫です。柔軟材を使っても、すぐに静電気がおきます。特にパンツ・スカートの裏地にポリエステル、上にウールを着ていると一発です。リンスにグリセリンを使うと保湿効果があるので静電気を防いでくれるようなので、試している最中です。今のところ以前よりは静電気が発生しないようになっているみたいです。

グリセリンはOH基(ヒドロキシル基)を3つ持つアルコールなので、親水性が強いのです。化粧品などにも使われているので、蜂蜜の代わりにグリセリンの希釈液をかけてもいいかも。人体にも含まれているし、毒性もほとんどありません。でも一応危険物なので、取扱説明書をよく読んでしちゃいけないことは(例えば火をつけるとか)しないように。