読書・本

もう、ついでに書き倒します

2011年12月19日
してみて、言って聞かせて・・・】で少々書いた校長の話ですが、もうついでなので書きます!

民間から来た人だと書きましたが、とあるメーカーから来ています。

メーカーでリストラする前に自主退職者を募ったら、手を挙げたそうです。
辞表を出しに行ったら「こんな募集があるよ」と上司に紹介され、学校にきたそうです。そのメーカーからだけでなく、他の会社からもリストラ前の自主退職募集で来た方がいらっしゃいます。
初めは皆『なんか感じのよくない採用の仕方だね』くらいだったのですが、だんだん実態が分かってくると、『やっぱり、リストラだ』と言い始めました。
わぁ厳しいなぁ、と思ったのですが、言動をよく見ていると、なるほどと思ってしまう場面が結構ありました。

さすがメーカーから来ているだけあります。この人の目の前を、生徒がベルトコンベアに乗って流れていっている姿が何度見えたことか・・・
こんなことを滅多に言わない先生でさえ、「ここは製造ラインじゃないんだがね」とおっしゃってました。

その上、人の気持ちが全く分からない人でした。馴れ合いという意味ではなく、教員が生徒や学校のために何を考え、どう動いているのか分からない、いえ分かろうとしない人という意味です。
このときの教頭は学校のため(生徒の事を考えて)動く方だったのですが、残念なことに任期中病気でお亡くなりになりました。そのときの校長の態度はひどかった。全く経験のない校長を支えた教頭なのに、亡くなったときいても駆けつけず、連絡網も回さず、弔辞も人に書かせ、お葬式に行く人は有給休暇をちゃんと取っているかばかり気にする始末。一番お世話になったのはあんたでしょうが!
それ以来学校の雰囲気がガラリと変わりました。あんなに教育のために邁進しても、この扱いなんだから、生徒に迷惑かけない程度で適当にしなければ、という雰囲気が蔓延しました。
こういう根幹の部分で、人の気持ちが分からないのは、管理職としてというより、人間として欠陥があるとしか思えません。

この人と同期で採用され別の学校に赴任していた校長が自殺されました。
「生徒の笑顔に囲まれて過ごしたい」と言って転職されたそうですが。(個人的には何甘いこと考えているんだ、子供を教え導くことはそんな暢気な仕事じゃあない、と思ってしまいますが。)
それを受け、「うちの先生は受け入れてくれて自分は幸せだ」みたいなことをインタビューで答えてました。
それを聞いた先生は、「うちの学校も死人が出ているでしょうが!」と怒ってました。上の教頭先生のことです。
亡くなったときもそうですが、世話になったと全く思っていないようです。
あんたが殺したんだろうが、とまでは言いませんが、あなたは決して忘れてはいけません。

してみて、言って聞かせて・・・】でも書きましたが、自分では何もしない人です。なので、自分で確かめることはしません。出世したい取り巻き達がいいのいいのばかり言っているのを鵜呑みにしていたようです。実際にはうまくいっていないし、みんなしなくてもいい苦労ばかりさせられて、生徒のことに割く時間が足りなくて困っているのにねぇ。裸の王様ですね。

こんな人が信頼されるわけないですよね。
こんな人には殺されてもなってはいけないと思います。