読書・本

社長のノート

2011年12月08日
ノートを探して町中を走り回っていたとき、本屋でふと見つけた本【社長のノート】。興味を引かれ、図書館で借りてきました。

とても読みやすい本です。
しかし内容は結構厳しいです。読んでいると池上さんが今の日本の経済状態を『小春日和』とおっしゃっておられたのを思い出しました。
冬のように厳しい時代に突入しているけど、これからもっと厳しくなる、だから小春日和。気を引き締めていかなければいけませんね。

【社長のノート】は会社に勤める人のために書かれています。
フリーランスのような個人事業を営む人には当てはまらない箇所もありますが、とても参考になる箇所もあります。

派遣されていた会社のことを思い出して、思わず苦笑いしてしまったのが、
『自分の部下を見てたるんでいると感じたら自分がたるんでいる証拠!』
です。
その会社はとにかく挨拶をしない会社で、まるで挨拶するのが悪いことのようなところでした。
「おはようございます」と言うと睨まれる。「お先に失礼します」と言うとしゃくりあげられる。嫌われているのかと思ったこともありますが、そうではないのです。
彼らの挨拶するしないの基準は仕事を一緒にしたことがあるかどうか、なんです。一緒に仕事をしたことがあれば挨拶する、なければ無視、あるいは睨む・・・
別の派遣会社の方曰く、「あそこは上が偉そうにしているから、下が小さく縮んでいるんでしょう」
別会社から来られていた方曰く「どうにもならんくらい硬直しとる」
など言われる環境でした。

まぁそれはいいとして、ある日、課長にあたる人が、「今日は常務が来るからちゃんと挨拶してね。無視したらいけないよ。」と言って回っていました!
それを見て、『(日ごろ)まず自分から挨拶しよろ』と思ってしまいました。
『子は親の鏡』ならぬ『部下は上司の鏡』なんですね。

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