マンドリン・音楽

マンドリンとヴァイオリンのトレモロ奏法

2008年06月10日
NHKの番組【アマデウス】で、シベリウスのフィンランディアをやってました。私もあの曲はとても好きです。

その中で、ヴァイオリン系の楽器のトレモロに乗せて、オーボエがメロディを奏でる部分の説明をしていました。ヴァイオリンにもトレモロ奏法があったのですね。

でも、申し訳ないのですが、トレモロはマンドリンの方に軍配が上がるのではないかと感じました。
とは言ってもオーケストラの場合、楽器1台1台がどうであるかよりも、全体でどう聞こえるかが大切です。バイオリンのトレモロもオーケストラ全体の中での役割を持っているのです。


これに対し、マンドリンの場合、トレモロを聴かせる、みたいなところがあります。トレモロとピッキングがマンドリンの特徴なのです。

でもいいですね。ヴァイオリンはトレモロででも演奏できるんですね。


マンドリンをはじめてずいぶんになりますが、私ずっとマンドリンのいいところが全くわかりませんでした。何度聴いてもヴァイオリンの方がいい。

マンドリンの長所ってどこなのか、本気で悩んだこともあります。何弾いてもヴァイオリンにはかなわない気がしていました。


つい最近になってです、マンドリンの曲を聴いていて、これはヴァイオリンではなく、マンドリンのものだろう、と思えるようになったのは。
マンドリンのことを知り尽くした作曲者が作った曲、あるいは編曲は、マンドリンで演奏すると感動を覚えるようになったのは(自分の音に感動しているのではありませんよ!あくまでも曲に感動しているんです)。
ああ、マンドリンだな、と思います。ヴァイオリンでは出せません。


マンドリンでもヴァイオリンでも、楽器の特性を生かした曲は美しくすばらしいですね!
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