読書・本

炎上しない答え方

2013年06月06日
昨日に引き続き、『誤解されない話し方、炎上しない答え方』から、炎上しない答え方についてです。

インターネットでの炎上は、一般ユーザーでもその渦中に置かれることがあるので、大いに注意が必要です。
第2部 炎上についても、記者会見など話す場合を中心に書いてあります。しかし、SNSやブログなどでも参考になる内容です。

炎上を避けるため、差別的な発言はしない、批判は慎重に、など6つの避けるべきことが挙げてあります。ごく当たり前のようにとれる事が多いですが、相手の受け取り方、発言する状況、映像も伴う場合は表情や態度によって、同じ言葉でも炎上を招くことがあるので注意が必要です。事例を交えながら説明してあります。

第2部 炎上しない答え方では、質問を普通の質問と困った質問に分け、これらに対する答え方について詳しく書かれています。

普通の質問に対しては、第1部で出てきたニューススタイルを用いて答えればよいそうです。

困った質問に対しては、普通の質問に対する答え方ではなく、見出し返答 → ブリッジ → キーメッセージ のスタイルで答えていきます。
特に重要なのがキーメッセージです。事前に強く訴えたいこと整理して、答えていきます。

困った質問を12パターンに分け、それぞれの事例が紹介されています。
印象に残ったのは、指摘されたことが間違っている場合、『最初に明確に否定することが大事』ということでした。日本人は苦手かもしれませんが、とても大切なことだと感じました。

この本で一番驚いたのは、想定外の質問への答え方です。
とても自分にはできないと思ってしまいました。冷静にそして即座に、質問の本質は何か、誰に対して言っているのか(自分に対してか?)を見極めなければいけません。
つい、~ですか?と聞かれたら、真っ正直にそれについて答えようとしてしまいますが、質問の本質を見抜かなければいけません。
場数を踏んで、ある程度慣れてこないと、私には無理だと思いました。
本の中では鮮やかな実例・事例が紹介されていますので、読んでみてください。

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