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いくら成績がよくても・・・ねぇ

2012年02月22日
なるほど! 「いただきます」本当の意味を読んで、思ったこと、思い出したことを書いてみようと思います。

ほぼ100%同感です。
ほぼってどこが同感でないか、と言うと、【野菜や果物にも命があると考え】の部分です。植物にも命はあります。そう考えなくてもそれは確かです。育ててみれば理屈抜きで納得できます。

私達人間は、動植物の命を貰うことでしか生きていくことができません。このことを分かっていない人が多いと感じます。

以前勤めていた高校で、私がお弁当の納豆を食べなかったので、持って帰ろうとしたとき、そこにいた生徒が
「先生貧しいの?」
と言うのです。
「貧しい、貧しくないではなく、食べられるのに粗末に扱ってはだめでしょ。」
と言ったのですが・・・
意味することが全くわからなかったようです。
「食べ物にも命があるんだよ」
と説明しても、まるで理解できないようでした。
『そんなことも分からんのか!このアホ!!!』
と言いたかったのですが、その場に居合わせた他の先生に、
「今の子はわからなよ。」
となだめられました。
『一体どういう親に躾されてんだ??』と不思議で仕方なかったです。
そんなことは、幼稚園のころ家庭で習っていないとダメなことです。
情けない。巷では所謂お勉強ができる子が行く学校だったので、おそらくいいものは持っているのだと思うのですが、ダメ親に育てられると、いい遺伝子もダメになるんだろうなぁ。そうやって真の意味での馬鹿になっていってしまう。勿体無い話です。
最近では、『いただきます』と言わなくていいなんて言う親もいるようで・・・

別の学校にいたときですが、あまりにも躾がなっていない生徒のあまりにも無責任な親を学校に呼び出し、叱り付けた先生がいらっしゃいました。
「高校は勉強をするところです。躾をするところではありません。教科の勉強を教えてくれとおっしゃるなら、いくらでも教えます。でも躾は、お父さん、お母さん、あなた達の仕事です!!!」
女の先生でしたが、惚れました。素敵過ぎる。
まずは親を教育しなければならない時代と言うのは、本当の話です。

私の高校のときの話ですが、お弁当箱の蓋についたご飯を取っていると、友達が、
「それを取るのって、おばさんなんだって」
と面白おかしく言ったので、思いっきり叱りつけてしまいました。どうにもならない子が言うのならそこまで腹は立たなかったかもしれませんが。気にしいの子だったので、もう少し優しく言えばよかったかな。

祖母の家が農家だったので、私は小さい頃から、お百姓さんの苦労話を聞かされて育ちました。特にお米には厳しかったなぁ。何でだろう? 野菜なども作っていたとのことですが、お米ほどには言われなかった。
目がつぶれるとよく言われました。正直、目がつぶれるという意味が幼い頃にはよく分からなかったし、分からないので怖くはなかったのですが、食べ物は大切にしなければならないというメッセージはしっかり受け止めたように思います。


Twitterを見ていると、「いただきます」はなんとなく知っていたけど、「ご馳走様」は知らなかったというつぶやきがありました。
なるほど! 「いただきます」本当の意味にもありますが、「馳走」は走り回るという意味です。
昔の手紙などにも時々見られるようです。私が記憶しているのは、明智光秀が織田信長を打つ前に、「馳走してください」という手紙を出していたことです。
現代人が考えると、奢ってくれという意味に聞こえてしまいますが、自分のところへ来て味方してください、という意味だそうです。

「いただきます」も「ごちそうさま」も、感謝の言葉からきているんですね。
素敵な言葉だと思います。

人間は他の生き物の命を奪って生きている。そのくせそれを忘れて、我が物顔に振舞う。地球上で最も愚かな生き物です。
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