アン(足)

良かった・・・安心しました!

2015年07月23日
昨日と言うか今朝早く、アンがまたお漏らしをしました。これで4回目です。
いつもとは違う病院へで、動物病院へ行ったことは書きましたが、あれからおしっこの回数や量を量ったり、色や仕方(痛がっていないかなど)を観察していました。
素人判断ですが、水分を沢山摂らせているので量は多いですが、色や仕方に特に異常はないように見えます。
頻度としては1週間に1度、量は1回分全てではなく1/4くらい漏らしてしまっている(全くの感覚ですが)様子です。

漏らす以外、普段と全く変わりなく、遊びも活発、食欲も大有り、お腹や陰部をしきりに舐めることもしないし、外見は元気そのものです。

1日3食、朝はドライ(水は置いているけれど飲んでいません)で昼と夜がスープたっぷりの手作りです。なので、1日の後半に集中して水分を摂っていることになります。
これがしんどいのかなと思い、夜のスープを取っておいて、翌朝飲ませるようにして試していました。

ですが、今朝、また漏らしたので、これはやっぱり行ってこようと決心しました。

今までの病院と、前回行った新しい病院、どちらへ行こうかと迷いに迷ったのですが、今までの病院へ行ってきました。
どうも新しい病院は、検査やら投薬やら、やりたがっている(というのは少しオーバーですが)ような気がするので、少し不安だったんです。

新しい病院でも採って来る様に言われてたし、インターネットでも泌尿器系の病気を疑った方がおしっこを持って行ったと書かれていたのを見た事があるので、できれば採尿して持って行きたいと考えました。
そこで朝一番、まだよく開かない目でアンのトイレをスタンバイしました。

家はニャンとも子猫用を使っているので、トイレの容器にすのこをセットするようになっています。
トイレに入っているマットとチップを全て取り除いて、容器とすのこを綺麗に洗います。
十分に濯ぎ、綺麗な布で拭き、よく乾かします。
マットもチップもセットせず、容器にすのこをセットして、一番よく使っているトイレがあるお城(ケージ)の中に入れます。
アンにお城の中で食事をさせます。食事の前後でよくトイレをするので、お城の扉を閉めて、よりトイレをしたくなるような環境にしてやりました。
食後トイレに行き、チップがないので少し悩んでいたようですが、してくれました。作戦成功。
これまた綺麗に洗って乾かしたビンに入れて、しっかり蓋をします。
これをそのまま病院へ持って行くことができました。

病院では先生に状況を説明、すると開口一番「嫌がらせってことはない?」
嫌がらせって、見た限りではそんな状況ではなかったんだけどな。ものすごく幸せそうに漏らしたこともあるし、脱衣籠の中で眠りながら漏らしたこともあるし・・・
「気をひきたいのかも。」それは考えられなくもないですが、アンだけをみている時にやってくれるしなぁ。
「飼い主さんが驚くのを見て漏らしたら気が引けると覚えたのかも。」いやアンの方が先に気が付いて驚いた様子だったこともあるし。
無意識で漏らしている様子だと言ったら、それはとても稀なケースだけだと言われました。
アンは今1歳3ヶ月、この年齢の猫が気が付かずに漏らすケースに遭遇するとすれば、全くないわけではないけれど、ものすごく低い確率だそうです。
そうなんだろうと思います。猫のおねしょやお漏らしってネットで検索してもほとんどヒットしないもの。老猫や障害がある猫は別として、若くて元気な猫がお漏らしなんて、多分宝くじが当たるより確率が低いんだと思います。
でもなぁ、寝ながらしているし、眠りから覚めて膝から降りて全く気が付いた様子もなく立ち去ったりするんだけな・・・ん、まさかおしっこしている夢を見ているとか?

で、尿検査はした方がいいと思われたんでしょう、尿は採れたので持ってきたことを伝えると、それを使って検査してくださいました。
「結構量が必要だよ。」「(ビンを見せながら)こんな感じです。」「十分、十分。」
採尿の方法を聞かれたので伝えると、使える状態と判断されました。
結果は、少し蛋白が出ているけど、全くの健康体、炎症を示す値も、石も発見されず、問題なし!良かった!!!!

先生は持って行ったオシッコの量を見て、結構溜まっているなと思われたそうです。アンの体だと(約3kg)、1回のオシッコの量は15~25mlくらいだそうです。膀胱の大きさがそんなものらしいです。
15~25mlなんてもんじゃないよ、もっとしている・・・意識的に水分を摂らせているから、標準より増えるとしても、それでも沢山しています。

猫のオシッコチェックの方法│猫の泌尿器ケア研究会 花王
猫の栄養学講座 水 [猫] All About
の数値を参考にすると、飲む量はまだ足りてないってことになります。手作り食の場合材料の70%くらい水ということになりますが、それを足しても微妙なところなんです。
でも飲ませる量が多いのかもしれません。自分で調整してくれるのかと思いきや、出されたら際限なく飲み食いする子なのかもしれません。今日から少しスープを減らしてみます。
もう何ヶ月も手作り食を食べさせているんですが、ここ3週間ほどで急に漏らすようになりました。が、原因が思い当たりません。

まあ、切迫した病気ではないようなので、心配せずに注意して、できるだけ楽しんで、アンに合った方法を探ってみることにします。

先生がおっしゃるに、精神的な病気である可能性もあるとのことでした。これはもう診断も難しければ、治すのも難しいそうです。そりゃそうだ。
パーソナリティと考えた方がいいようです。その方が気が楽です。生後2ヶ月くらいまで、粗相をしていたことを伝えると、パーソナリティだろうなって感じでした。(猫はトイレの躾がほぼいらない動物です。砂を掻けるトイレを用意してあげると、ほぼ本能でトイレと認識します。オーソドックスな猫は・・・)
猫の性質や気質の分布図があるとすると、一番山が高くなる平均的な所から大きくずれ、とても山の低い(つまり珍しい)所に位置した猫なのかもと言われました。いやかろうじて猫と言った方がいいのか・・?
それこそ、宝くじが当たるより珍しい猫が来た、と思うことにしよう。
猫の場合、適切な距離を保って生活するほうが健全な精神が育つようです。単独生活をする動物ですからね。私も、もう少し適切な距離を保つように努力しようっと(努力はしていますが、もう少し頑張ろう)。


さて、話は変わって今度はウンチについてです。
食べた猫じゃらしと食物アレルギーでレントゲンを撮ったとき、先生が「この子は体に対してウンチが少し大きい。」とおっしゃったんです。
その時は、「え、それどういうことかな。」と思ったものの、他の心配事で行っていたので意識からすぐに外れてしまいました。
その次に行った時は先生がお忙しくて聞けずじまい、やっと今回聞くことができました。

粗悪なフードの場合、吸収されないものが多いので、当然ウンチの量が多く大きくなります。
良質なフードを食べさせていている場合、フードが体に合っていない可能性があるのだそうです。物はいいんだけど、その子の体が欲している物がないから、沢山出すのだそうです。
ウンチが大きいままだと、将来は便秘になる可能性が高いんだそうです。

人間の場合、繊維質を沢山摂って量増し、バナナくらいのが出るようにと聞きますけどね。
便秘には繊維と言いますが、繊維を摂ると便秘になります(自分の体で実証済み)。
繊維にはつなぎの役割があるので、むしろ下痢にいいんです。
繊維が腸を刺激して便通がよくなるそうですが、私の場合、中で固まってくれます。
芋や牛蒡など繊維質の物を食べる時は量に注意が必要です。

アンも野菜の繊維はそのまま出しています。ちなみに、生米もそのまま出します。
手作り食にして、ウンチの量は減りました。食べた量に対して、これだけしか出さないのか、どんだけ吸収しているんだと驚きました。でも大きさが小さくなったとは感じません。
ドライフードの時は、コロコロしたのが幾つか出ていましたが、今は連なって出ている感じです。しっとりもしています。

便秘にも注意しながら、楽しく暮らしていこうね、アン。
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