アン(足)

ああ~世は退屈じゃぁ~

2015年07月02日
今月の【ねこのきもち】にはお一人いやお一匹猫についてのページがあるようです。
意外とハッピー! “おひとり猫”のホンネ【チラ見せ『ねこのきもち』】
これを読んで、私が獣医さんと交わした話の内容そのものだと思いました。

アンの遊び方を観ていて、もう一匹いた方がいいのではないか、と思っていたことがあるんです。いえ今でも思っています。どうも猫同士の遊びをしたがっているように感じるんです。猫同士のじゃれ合い、狩ごっこなど、人間には少々無理な遊びです。人間が一緒に遊ぶ場合、猫同士にはどうしてもかなわない『もどき』しかできませんからね。

そんな話を獣医さんにした時のことです。
獣医さん「よく一匹じゃ寂しいからってもう一匹飼う人がいるけど、彼らは寂しいなんて思ってないから。」
私「はい、私にも寂しそうには見えません。全く。でも・・・」
獣医さん「ん?」
私「滅茶苦茶退屈そうに見えるんですよね。」
獣医さん「(大笑い)そりゃ退屈はしてるよ。彼らは納税してないから。そんな毎日刺激があるわけない。」
(この会話の前に税金の話しになったのです。)

そもそも『寂しい』って感情は犬や猫にあるんでしょうか。おそらく分からないというのが正解なんでしょうけど。
『寂しい』ってとても高度な感情ではないかと思うんです。『恐れ』、『不安』、『快』、『不快』、『安心』などは本能です。これがないと生きていけません。
ですが、『寂しい』ってこれらとは違いますよね。学習して感じるようになる感情ではないかと思うんです。
高度な社会性やコミュニティ、言語を持っていないと持てない感情ではないかと。

飼い主さんの姿が見えなくて不安になっていた猫が、飼い主さんが帰って来た時安心した、これが人間から見ると『寂しかった』ように見える、それは否定しませんが、人間の寂しいとは違う気がするんです。

犬の場合、猫よりコミュニティの中に生きているから、猫よりは人間の『寂しい』に近い感情があるのかな。
まあ、犬にしろ猫にしろ、言葉が通じないので確認のしようがないのですが。

一匹がいい猫、複数でいたい猫、猫見知りな子、誰とでも仲良くできる子、猫にも色々いるようです。
アンはどういうタイプなんだろうね。ママ猫と別れて家に来てから、猫は動物病院でちらっと見ただけだもんね。一緒に遊べる子がいた方が幸せなのかな?ううん、分からない。
写真
ちなみにママは、アンと二人でも、もう一人増えても、どっちでも幸せだと思える自信はあるんだけど。でもまずはアンが幸せでないと、ママは幸せじゃないからね。