アン(足)

猫用ハーネス完成です

2015年03月24日
ハーネスの微調整の続きです。

裏地まで縫ったので、今度は表地です。

表を縫う前に、ハーネスとリードを繋げるテープを作ります。
気に入ったテープが手に入れば良かったのですが、いくら探しても見つからなかったので、今回は幅広のバイアステープを2つ折りにして縫って作りました。
ナスカンとつなげるためのDカンを縫い付けます。できるだけ軽くしたくて小さいDカンを付けましたが、もう1サイズ大きいほうが良かったように思います。

端の糸の処置はここではせずに、本体に縫い付けた後に処理します。

裏地と同じ要領で表地を裁断します。
肩と脇を縫うのですが、ここにDカンを付けたバイアステープを挟んで縫います。バイアステープの長さは、猫に合わせて調整します。
裏から見るとバイアステープが出ているので、適当な位置まで糸を解いて糸の処理をします。

バイアステープを切ります。


左右の肩と左右の脇を縫います。

これで表地の完成です。

表地と裏地だけでは少し心もとなかったので、今回はキルト芯を挟むことにしました。
表地、キルト芯、裏地を仮縫いします。
正面(胸側)から見たところ。


後ろ(背中側)から見たところ。


端をバイアスで包んで縫います。
アンははっきりとした色、特に赤系が似合うので、布は白地ですが、幅広の赤いバイアスを使ってみます。
正面(胸側)から見たところ。


後ろ(背中側)から見たところ。


バイアスで包むから大丈夫かなと思い、表地、キルト芯、裏地が揃うように切り取る処理をしませんでした。ちょっと失敗でした。バイアスが布から外れた箇所は手縫いでごまかしました。

着せてみました。やばい・・・小さい・・かも・・・
マジックテープを外側ギリギリに付けることにしよう。
スナップボタンにすればマジックテープより仕上がりを大きくできますが、アンは着るとき大暴れするので、予定通り触れればくっつくマジックテープにしました。
着せてみると、Dカンをつけたテープに簡単にアンの口が届き齧ってしまいます。齧るだけならいいのですが、噛み切って食べてしまうので、ハーネスに縫い付けます。少しは齧りにくくなると思います。

マジックテープ部分です。


Dカンのテープ部分です。

写真では分かりにくいですが、テープの上と下を縫っています。
このテープはもう少し長くても良かったなあ。

完成です!
 
「できた、できた。」と喜んでいるのは私だけ、アンは『着るんですか・・・邪魔ニャンだけど。』と思っていることでしょう。慣れてくれれば災害時などに助かるかもしれないので一応チャレンジしてみます。

参考にさせていただいた、
猫用ハーネスの作り方(ねこ ときどき いぬ)
ドンタコスな日々
はお洒落な飾りなど付けておられます。好きな飾りが付けられるのも自作の良さですよね。でも、アンの場合間違いなく齧って食べるので、飾りは一切なしです。シンプルに作りましたが、完成品を見るとDカンさえ危ないなと感じます。というかハーネスそのものも危ないな。

できるだけ面で支えたくて、Dカンを付けたテープを付けましたが、齧る猫の場合、
自作ハーネス用ベスト(白足袋猫の足袋ぃにゃん)
の方法がいいように思います。

アンが慣れてくれればハーネスは完全に完成、後はリードです。
ハーネスを縫うより、アンが慣れる方が難しいかも。それにしても猫用の着る物って小さくて可愛いな。